インターネットはこの「文明」そのものを変えていく①2013年03月24日 23時46分37秒

★変わっていくもの、永遠に変わらないもの~アイスマン氏の華麗な生活。

 夜のNHKテレビでイタリアアルプスで見つかった先史時代のミイラ「アイスマン」の特番を観た。
 甥っ子が正月以来に来たのでその食事を作ったり車で送っていったりしたのでゆっくりきちんと見れたわけではないが、その内容に強いショックを受けた。

 その番組を観た人には説明不要だろうが、5300年も前の人なのに、現代人とほとんど同じような食生活をしていたことも、体のツボの存在も彼らは既に知っていたことも驚きだが、何よりもショックなのは彼の死は殺人だったということだ。てっきり狩猟登山中の事故死か凍死だと考えていた自分にとってあれこれ考えて昨晩はよく眠れなかった。人類史上記録どころか遺体も残る世界最古の殺人事件である。

 今に残るは凍っていた遺体だけだから、いったい誰が犯人なのかどうして殺されるような事件が起きたのか当然のことわからない。しかし今の医学、科学では、彼が追われて逃げ回っていて最後に後ろから矢で撃たれ、しかもさらに頭を石で何度も殴られ殺されその場に打ち捨てられたことだけは推定できたというのだ。

 そんな昔からかなり高度な文明と共に殺人が行われていたことが何よりも哀しい。そしてショックでならない。彼はいったい何を起こして追われる身となったのか。あるいは敵対する部族に襲われたのであろうか。集団に襲われたのか。何故彼はそんな山上で殺されなければならなかったのか。パンや銅器さえ既に手にしていた彼らには当然のこと言葉も存在したであろうし、さほど若くなく、おそらく家族もいたであろう、しかも腰痛に悩んでいた彼がどんな思いで死んでいったのか言葉なきアイスマンの死体はあれこれ想像をかきたてた。

 一つだけはっきりしていることは5千年前だろうが、21世紀の今日だろうが人類は何も変わっていないということだ。文明がいつから誕生したかは考古学、歴史学的な関心はどうでも良い。ただ、そんな大昔から人は今とほとんど何も変わらぬ生活をして殺し合いをしていたということ。そして早くも彼らは腰痛に悩み既に鍼灸師もいたということが哀しい事実として受け止めるしかない。
 そう、人は何も変わらない。何千年たとうと何一つ変わらない本質的部分は今もそのまま続いている。敵対する相手を攻撃し殺してしまうのは動物界でも一部の猿と人間だけなのである。これこそ原罪である。

 が、昨今、その文明自体は大きくカタチを変えていこうとしている。何千年も続いた紙の文明、本の文化は今終わろうとしている。そしてインターネットの普及により流通の形態も商行為自体も変わらざるえない。
 何回かそのことについて愚考を思うままつらつら書いていく予定でいる。アイスマンに倣って追われる身の腰痛持ちの自分として。