明日は谷保かけこみ亭で中川五郎を迎えて反戦歌コンサートへ2016年02月26日 19時13分37秒

★どうかお時間のある方はぜひぜひご参加を!  

 いよいよ明日となった。「みんなで反戦歌・労働歌、そして生活の歌を唄おう」コンサートの第三回目だ。
 昨日の朝はうっすら雪が積もったりと春はどこに行ったのかと思うほどまだまだ寒い日が続くが、その寒さを吹き飛ばす熱いステージを示して頂けると信ずる。何しろ今一番元気な中川五郎、地元国立でのライブなのである。
 いつもなら、約4組の出演者たち等分に時間を配分するところだが、今回は特別に御大中川五郎氏に敬意を表して、たっぷりと歌える限り存分に唄ってもらう予定でいる。

 そもそもこの反戦歌~なるコンセプトこそ、いわゆるプロテストソングメッセージソングということであり、1960年代の半ばから興った関西フォークムーブメントの基本的概念であった。うたとは何かは今も昔もずっと問われて、答えなど出ないものだが、一つだけ確かなことは、聴衆や観客に今こそ伝えたい熱い思いであることは間違いない。
 今のJ・ポップは耳に心地よいキャッチなメロディーやリズムに満ちてはいるけれど、肝心要なその思い、メッセージが欠けていると思うのは我だけでないはずだ。

 中川五郎氏は、高校生のとき反戦集会などの場で唄い出してそろそろ今年で音楽活動歴は何と50年、半世紀となる。実に半世紀の長きの間、志を変えることなくずっと反戦歌やプロテストソングなどときの政治や政権に対峙する「愛と抵抗のうた」の数々を唄い続けて来た偉大なシンガーである。
 正式にはデビュー50年は来年ということになるのかもしれないが、かけこみ亭でまずそれを先取りして、そのプロテストソングの御大をようやく三回目にしてお招きすることとなった。

 我がことを記せば、我も高校生の頃にとある集会で彼と出会わねば、今もこうしてフォークソングに関わっていたか定かではないし、ずっと離れていたその音楽と我を再び結び付けてくれたのは故高田渡であったが、その仲人のようなことをしてくれたのも五郎氏であり、ある意味今も昔もずっと彼の後を追い続け彼に学んで今までやってきたという思いがある。気がつけば毎年いちばん多くライブを観ているのも五郎氏のライブである。
 その恩人に、何としても恩返しをしたい。そのためにはコンサートを企画して一人でも多くの観客を招き彼のうたをたっぷり聴いてもらうことだ。そう、ゴロ―が唄えば、俺たちゃいつもご機嫌さ、なのだ。