ブックカフェ 「無頼庵」日録～あなたと本と音楽を

★カーテンが入っただけでも部屋らしくなった。

　昨日は一日中台風の後片付けに追われた。
先日の台風１５号、じっさいに暴風が吹き荒れた時間は短かったのだが、通り過ぎてから気がつくとかなりあちこちで倒木や太い枝が折れた木があってその猛威に驚かされる。

　駅近くにある自販機の入ったブースにかかっていた鉄骨製の庇のテントも強風で吹き飛ばされたのか落ちて隣の空き地に散乱している。もしそれが人に落ちたり当ったりしたら大怪我ではすまないだろう。まあ被害に遭われた方には申し訳ないが、今回は全体として大過なく駆け足でとおりすぎてくれて助かった。運が良かったと思える。

　借りている近所にある倉庫も雨漏り対策のビニールシートは吹き飛ばされ、物置小屋の東に面した板壁は剥がされて大きな穴が空いていた。その修理や張替えに昨日は一日費やされた。その程度の被害で済んだのだから文句は言えない。

　このところ精力的にブックカフェオープンに向けて、二階の広間を片づけていることは前にも書いた。今さらだが先日ようやくカーテンをとりつけた。
　たかがカーテンだが、今までカーテンがないので夜になると電気がつけられずほとんど作業はできなかった。というのは灯りをつけると我や虫が飛んできて、庭のケヤキに卵を産み毛虫が大量に発生するのである。そしてそのことで近所の人たち、道行く人たちが騒ぎ立てるのでまたトラブルの種となる。だから極力夜は明かりを消していた。

　だが、やっとカーテンが入ったので季節も秋になったことだし夜でもそこで電気つけていろいろできる。たかが、カーテンがどうしてつけられないかというともう一つ、白木の壁塗りが終わっていなかったのでカーテンレールが取り付けられなかったこともある。
　
　ともかくそんなこんなで遅れていたがようやく少しづつ、一つ一つ部屋らしくなっていく。まだまだ見切りの板や天井を自ら塗らなくてはならないが、だいぶ部屋らしくなってきてほっとした。
　たかがカーテンだが、あるとないとではまったく気分が違う。外から見られないというだけで何だかすごく落ち着ける。