核兵器廃絶と世界の恒久平和、そして原発ゼロへ2012年08月06日 08時57分48秒

★67年目の原爆の日

 今日は朝から曇り空。陽射しがないだけでずいぶん涼しく過ごしやすい。天気予報では今日は傘マーク、待望の雨が降る様だ。

 先ほどテレビで広島の平和式典を観た。広島では今日もまた暑く、あの人同じく炎天下の下、多くの人々が集まっていた。

 世間には、核兵器と原子力発電所は全く別であり、核の平和利用という考え方とそうした発言が多々ある。しかし元々の素材が同じものならば兵器として使うのも一度事故が起き周囲に影響を及ぼすのも全く同じことだ。
 広島と長崎で原爆を落とされたこの国は、今も多くの放射能障害、後遺症で苦しむ人々いるのに3.11でまた新たな「被爆地」を生んでしまった。ただしくは誰一人被爆もしていないし直接の「事故で死んだ者は一人もいない」のは事実かもしれない。しかし、今も故郷を追われ自宅に立ち入るにも防護服を着なければならない人々がいることも現実であり、原発もまた核兵器とその本質は何一つ変わらないことを世に知らしめたのである。

 原発は絶対安全だという神話が崩れた今、そうした危険なものはできるだけ早くゼロにして、国民が真に安心して暮らせるような国家をつくっていくことが被爆国としての責務であろう。

 何十年も時間をかけて少しづつ原発はなくしていくという発想もある。しかし、それは姑息な原発推進論者たちの延命策であり、原発を産業として輸出したり原発でこれからも儲けたいと願う人たちを生かす方便に過ぎない。結果この国から原発とその産業はなくなることはない。

 核兵器廃絶は世界の流れであり、地球人は世界全体の恒久平和を求めている。原発をゼロにしていくことはその流れの上にある必然なのだと原爆の日に思った。8.6,8.9、そして3.11を再び繰り返しては絶対にならない。
 核と人類は共存できない。そのことは世界唯一の被爆国であり、フクシマで原発事故を起こした日本人にとって絶対的真理であり存在証明なのである。