まさに「愚図の大忙し」 ― 2012年11月26日 19時51分13秒
★毎度のことながら片づけに追われて
愚図の大忙し、とは、若い頃に敬愛しつつ読みふけった故山元夏彦翁の本のタイトルである。だが、実にうまい表現だとつくづく思う。
この言葉は、翁の母親がよく口にした言葉だそうで、要するに日頃からきちんやっておけばいざそのときになって慌てる事など何もないはずなのに、愚図な人は大慌てとなって忙しくなってしまう。だらしなくしている子を戒めるために昔の東京の家庭ではそんな表現があったのかもしれない。
マス坊はまったくその愚図の大忙しそのものであって、日頃から常にきちんとしておけば片付けや探し物などに苦労しないだろうに、それが出来ない愚図だからこそ、いざそのときが来て大慌て、大忙しのパニック状態となってしまう。どうして日頃からきちんとできないのか、本番当日が迫って焦りつつ部屋を片付けている。
ただ、愚図ではあるけれど、自分としては特に怠けて遊んでいたからという気はまったくない。ただともかく忙しくて、整理整頓、片づけのために落ち着いてする時間などまったくなく、気がつけばモノはたまりごちゃごちゃになって足の踏み場がなくなっているのである。
生活に追われる、という言葉がある。日々の「生活」に追われているというより囚われ、どっぷり浸かっているというのが的確のように思える。親たちの食事の世話、洗濯、病院の送迎、犬たちの世話と散歩、そして自分の商売の作業=本の梱包や発送などだけで一日があっと言う間に終わる。その繰り返しで一週間が過ぎ一ヶ月が経ち、一年が終わるのである。
そうこうしている間にも本は日々やってくる。そしてとりあえずどこかに平積みにして場所をとる。その本の山はじょじょに高くなり固まりは大きくなっていくのである。
その中でたまにライブなどで外出したり映画などにも出かける。人とも会う用事もある。その中で、今また無頼庵でのイベント企画を立ててその準備に追われているのである。
でも、人はみなそんなことは態度の差はあれ誰だってやっている。通勤だってかなりの時間と労力なのである。妻や夫がいれば楽だとは思わない。それはそれで抱えている背負っているものはまたその文大きいはずだから。それが人生、生きていること、生活していくことだ。
要するに愚図なんだと思う。人が皆できること、やれることが自分には出来ない。そんな当たり前のことが出来ない。そして愚図はいざそのときが来て大忙しとなっているのである。
愚図の大忙し、とは、若い頃に敬愛しつつ読みふけった故山元夏彦翁の本のタイトルである。だが、実にうまい表現だとつくづく思う。
この言葉は、翁の母親がよく口にした言葉だそうで、要するに日頃からきちんやっておけばいざそのときになって慌てる事など何もないはずなのに、愚図な人は大慌てとなって忙しくなってしまう。だらしなくしている子を戒めるために昔の東京の家庭ではそんな表現があったのかもしれない。
マス坊はまったくその愚図の大忙しそのものであって、日頃から常にきちんとしておけば片付けや探し物などに苦労しないだろうに、それが出来ない愚図だからこそ、いざそのときが来て大慌て、大忙しのパニック状態となってしまう。どうして日頃からきちんとできないのか、本番当日が迫って焦りつつ部屋を片付けている。
ただ、愚図ではあるけれど、自分としては特に怠けて遊んでいたからという気はまったくない。ただともかく忙しくて、整理整頓、片づけのために落ち着いてする時間などまったくなく、気がつけばモノはたまりごちゃごちゃになって足の踏み場がなくなっているのである。
生活に追われる、という言葉がある。日々の「生活」に追われているというより囚われ、どっぷり浸かっているというのが的確のように思える。親たちの食事の世話、洗濯、病院の送迎、犬たちの世話と散歩、そして自分の商売の作業=本の梱包や発送などだけで一日があっと言う間に終わる。その繰り返しで一週間が過ぎ一ヶ月が経ち、一年が終わるのである。
そうこうしている間にも本は日々やってくる。そしてとりあえずどこかに平積みにして場所をとる。その本の山はじょじょに高くなり固まりは大きくなっていくのである。
その中でたまにライブなどで外出したり映画などにも出かける。人とも会う用事もある。その中で、今また無頼庵でのイベント企画を立ててその準備に追われているのである。
でも、人はみなそんなことは態度の差はあれ誰だってやっている。通勤だってかなりの時間と労力なのである。妻や夫がいれば楽だとは思わない。それはそれで抱えている背負っているものはまたその文大きいはずだから。それが人生、生きていること、生活していくことだ。
要するに愚図なんだと思う。人が皆できること、やれることが自分には出来ない。そんな当たり前のことが出来ない。そして愚図はいざそのときが来て大忙しとなっているのである。
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