笠木透追悼のライブにご参加を2015年01月26日 23時03分41秒

★彼のうたに救われた者として            アクセスランキング: 115位

 これまでの人生を振り返れば常に失敗と失態を繰り返し、その都度他人から叱責叱咤の厳しい言葉を頂いた。いや、もっとひどい罵倒と全否定の雑言さえ投げつけられた。数年前の大阪、春一番の会場のことだ。
 それでも死なずに生きてこられたのは、今振り返るとその都度いつも自分の中にどんなときでもかつて聴いたうたが流れていて、そのうたがあったから何とか乗り切れたのだと今にして気がつく。

 そうしたうたの多くが笠木さんのうたであり、彼のうたにどれほど救われたか、励まされたかわからない。そうした辛く苦しく自分が世界から否定され死にたくさえなったとき、彼の堂々とした歌声がどこからか聞こえて来てそうした断罪の罵倒に我自らだけは同調してはならないと教えてくれたのだ。


 君のやさしさは
 君のものだから
 とりかこむ世界に
 ゆだねてはいけない

 ※ 昨日を今日に つなげるために
   今日を明日に 手渡すために

 君のしなやかさは
 君のものだから
 とりかこむ世界に
 ゆだねてはいけない

 ※ (くりかえし)

 君の悲しさは
 君のものだから
 とりかこむ世界に
 ゆだねてはいけない

 ※ (くりかえし)


 『君は君の主人公だから』 詩 笠木透 曲 古井 実
 アルバム『笠木透作品集Ⅱ あなたが夜明けをつげる子どもたち』より

 笠木さん、本当にありがとうございました。これからはあなたのうたをぼくたちが唄い継いでいきます。