我が人生を少しでも進めて行こう2015年10月15日 09時56分36秒

★爽やかな神無月半ばの朝に        ランキング

 空はどこまでも高く、雲一つない青空。陽射しは強いがひんやりとした北風が吹いて暑くも寒くない。いまが一年を通して最も過ごしやすい良い季節だ。
 が、このところどうにも体調がすぐれず気持ちも鬱気味でブログさえ書けずにいた。何かまたショックな出来事が起きたとかそういうわけではない。

 季節の変わり目、急に寒くなってきて風邪気味ということもあるけれど、何故か夜になると頭痛がひどくて起きていられない。何もできないから仕方なくベッドに入る。が、いったん眠って朝かと思うとまだ午前2時とか3時にもなっていない深夜の真っただ中で、それからが眠れずどうにも持て余す時間が長く辛い。

 夏ならば、手元の本など繰って少しすれば外は白み始め、散歩に行くなり何らかの作業もできる。が、今は夜が長く、真夜中に目覚めるといつも絶望的な気分に陥る。
 先だっては、そのまま起きて本の整理やら部屋の片づけ、模様替えのようなことをやっていた。が、当然のこと昼間に眠気が襲ってきて、昼食後の仮眠が本格的なものとなると、また夜はさらに眠れない。当たり前のことだが、昼間眠れば夜の眠りが浅くなる。その悪循環で心身不調となった。

 父の服用している睡眠導入剤なのか精神安定剤のようなものをもらって飲むと確かに朝まで一気に眠れる。が、自然の眠りとは違い、たっぷり眠ったはずなのに頭はすっきりせず、日中もまだ眠くてたまらない。ならばそんな薬は飲まないにこしたことはない。どうしたものか。

 女性ならば我の年代は、更年期障害でいろいろ大変なようだが、男もまた同様にホルモンのバランスが崩れてくるのか言葉にできない不調、不全感に日々苛まれている。が、一番辛いのは朝まで一気にぐっすり眠れないことだ。その夜中の長さだ。
 もう今はこの世にいない、数年前に死んでしまった精神を病んでいた友がよく電話かけて来ては常に口にしていた「暗澹たる気持ち」という言葉が頭に浮かぶ。ましてそんな夜更けには、真っ暗な深い夜の底で、彼や死んでいった人たちのことが次々と思い出される。後悔のような苦い思いと共に。
 死んでいった者たちは今どこにいるのだろう。彼らの残した思いや果たせなかった夢はどうなってしまったのか。

 爽やかなよい季節だ。冬が来るまでにもう少しがんばって成果を出したい。道は定まっている。もう焦りも迷いもしない。我がささやかな「夢」に向かって、人生を少しでも前に進めて行こう。