豪雨、猛暑、台風、そして大地震2018年09月06日 23時36分10秒

★平成最後の年に、東京五輪とアベノミクスに浮かれる日本人への「警告」ではないのか

 昨日もちょこっと書いたことだが、今年の日本を襲う度重なる異常気象に、そう、もう一つ大地震も加えねばならなくなった。

 9/6日未明、北海道を襲った強い地震は被害や死者、負傷者の全ぼうもまだはっきりしてはいないが、全道全体が停電してしまいライフラインは完全に破壊されてしまった。
 今の文明は、電気がなければ家々の照明だけでなくトイレも水道も信号も電車や地下鉄交通機関も空港の空の便も何もかも使えなくなってしまう。それは3.11の東日本大震災のときに、本州の関東以北の人たちは体験したことだが、同様の事態が北海道でも起きた。

 こうした自然災害が起きる都度、新聞の見出しには未曽有の、記録的な、想定外の、といった言葉が並ぶ。
 しかし、これだけ様々な災害が次々続くと、そんな言葉は色褪せ、異常な事態が日常化、恒常化してきてしまう。人々の感覚は麻痺して、困るのはじっさいの当事者だけであって、こらちはカンケイないと無関心になっていく。
 それこそ、自分のところでなくて良かった、と思い、ヒトゴト度が増していく。
 が、次はまたあるのである。これからも毎年こうした異常気象は続いて起こる。それは断言する。次はどこで何が起きるのか。
 それはこのところ幸いにしてそうした災害から逃れている東京かもしれないし、また新たな地域や度重なって被災地にもまた起きるかもしれない。
 そして、そのときに備えて対応策を練り、準備と覚悟を怠らないことも何より大事なわけだが、構造的にいつか必ず起きる地震はともかくも、他の災害については、そこに起こるには何らかの「要因」「原因」があること、引き金になる理由があると考えるべきではないか。

 残念ながら今の政治は、その原因については考えないし対処しない。むろん自然災害だから人智で防ぐことは難しい。しかし、地球温暖化が海水温を高めて台風や豪雨災害に繋がるのだと「推定」できるとしたら、日本だけはでは防ぐのは難しいとしても、温暖化防止のために日本は再びイニシアチブをとり、世界各国を牽引すべきではないか。
 災害は予測できないからこそ、起きる前にできる限りの対策を取らねばならない。起きた時の対応策も大事だけれど、現代の文明がもたらす要因となるのであらば、その文明の質じたい問い直さねばならないと考える。

 これ以上暑い夏と、毎週毎に襲ってくる颱風、そして突発的、あるいは記録的に降り続く豪雨、これが恒常化してしまいさらに悪化してしまえば、21世紀半ばには他国はともかく、この国は滅亡せずとも破滅は間違いない。何しろ食料自給率は先進国中最下位ランクの日本国なのである。こんな国には外国人観光客だって訪れはしなくなろう。

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