一ヶ月ぶりに口から食べられるように2011年03月08日 21時46分48秒

★これでひとまず安心

 母は今日昼から重湯だが、口から食事を摂ることが許された。デザートには葛湯のような少し甘い飲み物も出たという。
 米粒などほとんど何も入っていない粥以前のものでも口から食べられるようになったのは、実に入院した2月4日の朝食以来であり、一ヶ月以上点滴だけで命をつなぎ水さえも禁止されていたのだから感無量なのは当人だけではない。ついにようやくここまでよくぞ戻ったとその嬉しさは言葉にできないほどだ。

 このブログの読者の方々にも心より感謝したい。ただ、これで完全に治癒したら元通りの生活が送れるということではなく、今後はかなり進行しているガンの治療が本格的に始まる。それは当人も知っているし、覚悟も出来ていると思えるが、今はともかく腸閉塞により食べられなかった状態が改善され再び少しづつでも普通に食事ができ、体重がゆっくりでも戻ればと願うだけだ。先のことはどうなるのか全くわからないし医師からもまだ何も告げられていない。
 しかし今は当人も家族も周りの誰もがが、昨秋から食べられなくなりやせ衰えて入院に至った事態が今回これで改善されたのならそれだけでもう十分満足している。とにもかくにも口から食べられるようになって短期的にでも家にも帰れるようになればその先のことは何も考えていない。

 母の容態に安堵したせいか、疲れがどっと出たのか、じつはこの数日今度は父の方が風邪ひいて寝込んでしまっている。増坊の風邪が伝染ったかと思うが、自分もまた病院の往復と父の面倒で疲れが溜まり、風邪もなかなかすっきりしないでいる。特に咳が残り続いているのが苦しい。
 しかし、季節はもう春だし、昨日のように一時季節はずれの予想外の雪も降るだろうが、そんなことにそのつど動揺も困惑もしない。晴れの日もあれば雨や雪の日も当然ある。全ては良い方向に向かっている。そう信じて今苦境にある人もきっと良くなると信じてがんばってください。誰にでも神のご加護がありますように。悩み病める魂に平穏と安らぎを。

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