日本経済最後のバブル景気 ― 2013年02月11日 09時20分52秒
★もう経済成長はありえないはずなのに
良く晴れて今日も風のない暖かい朝である。
昨夜は寝際に気管支、喉の調子が悪く、また咳が続きそうで警戒したが幸いぜんそく的症状は出ずにまあ深く眠れた。
体調は万全ではなくとも調子は上向いている。すると気分も変わるしいろいろなやる気、気力も戻ってきた。今までは意識していなかったが、気息奄々やや鬱屈して、万事に「いやいやえん」状態だったのだと気がついた。
風邪と腰痛でずいぶん時間を無駄にしたという思いもあるが、それもまたそれはそれで仕方ない。まずは自らの体調を伺いながらやるべきことを少しづつでも進めて行くだけだ。人からどう思われようと何を言われようと関係ない。
この世は人それぞれ各自の都合と予定と損得勘定で動いている。それがうまくマッチすれば何かが起こるしできるけれど合わないときはそれはいたし方ないのだと。
さて、これからまたイチョウに登り、少しでも枝下ろしに励む。
自民党が政権を奪還して、安倍内閣が成ってから円安が進み株価も上昇し続けている。内閣支持率も連続して上昇しているとの報である。
彼らは夏の参院選まではそのファシスト的本質は隠して専ら景気対策に専念し、自民党で景気は回復したとその成果を誇るだろう。
確かに彼らの金融政策、日本経済へのテコ入れはある程度効果を上げていることは間違いない。しかし実際に国民全体にその好景気が波及するかはまだわからないし自分は甚だ疑問視している。
公共事業を請け負うゼネコン、輸出に頼る商社、トヨタなどの大企業は間違いなく安倍政権の恩恵を受けるであろう。経済はお金の流れだからやがては回りまわって末端の労働者の懐にその金が入ってくれば言うことはない。自分の商売の注文も増えて売上も良くなっていくはずだ。
ただ、経済の門外漢が思うに、今安倍政権がやっている経済政策というのは、瀕死の老人に高い金をつぎ込んで無理なカンフル注射を打ち続けるようなことの気がしている。むろんそれで体調が良くなり回復して若いときのようにバリバリ働ければ幸いだ。
ただ、この国、日本はもはや老人である。今そうして老体にあれこれカンフル注射を打ったって一時は元気になったかのように見えてもその効果がいつまで続くのか。
これがかつての50年代~60年代のように、国民全体が若く、国自体に活力がみなぎっていた頃ならこうした経済政策で公共投資で景気はぐんぐん上昇した。物価も上がったけれど給料もぐんぐん上がった。それは記憶にある経験である。だが、今のような老人ばかりとなった国、少ない若者こそ失業者や貧乏なフリーターばかりの国である日本がそうしたカンフル政策でどこまで元気になれるのであろうか。逆にそんなにない金をつぎ込んでその後の支払いは大丈夫なのかと案ずる。政治家たちは今でも経済成長を約束するけれどそれは老人が青年に戻るような不可逆的なことではないのか。
今、都と政府一体になって進めている東京オリンピックもまさに同じ発想で、あの頃を懐かしみ、オリンピック効果で国民を元気づけ国民意識を一体化させようという「夢よ、もう一度」なのである。膨大な金をつぎ込む招聘戦略の宣伝によってすぐ踊らされる日本人は早くも東京オリンピックに対して熱意が一気に高くなってきた。
私的にはそんな金があり余っているならもっと大震災被災地への復興支援と被災者と被災企業への経済的援助に使ったほうが結果として日本の経済再生へつながると考えるのだが。まあ、そうした国を挙げての「お祭り」のほうが国民が元気になると考える人たちもいるのである。むろんそこで儲かる奴らがいるからだが。
どこそこ近隣の国では、景気のわりには国民生活はちっとも良くならないと国民の不満は大いに高まっている。今日本は景気回復の途中ではあるが、このバブルで動いた金が本当に庶民にまで周ってくるものか注視したい。いずれにせよ、この「好景気」はバブルであるしこの国にとって最後の賑わいだと断言する。それが破綻した後も想定しておかないとならない。
夏の参院選、たぶん今のままの株高、好景気が続けば自公はさらに大勝し盤石の保守右翼国家が完成する。そして日本はどこへ向かうのか。
良く晴れて今日も風のない暖かい朝である。
昨夜は寝際に気管支、喉の調子が悪く、また咳が続きそうで警戒したが幸いぜんそく的症状は出ずにまあ深く眠れた。
体調は万全ではなくとも調子は上向いている。すると気分も変わるしいろいろなやる気、気力も戻ってきた。今までは意識していなかったが、気息奄々やや鬱屈して、万事に「いやいやえん」状態だったのだと気がついた。
風邪と腰痛でずいぶん時間を無駄にしたという思いもあるが、それもまたそれはそれで仕方ない。まずは自らの体調を伺いながらやるべきことを少しづつでも進めて行くだけだ。人からどう思われようと何を言われようと関係ない。
この世は人それぞれ各自の都合と予定と損得勘定で動いている。それがうまくマッチすれば何かが起こるしできるけれど合わないときはそれはいたし方ないのだと。
さて、これからまたイチョウに登り、少しでも枝下ろしに励む。
自民党が政権を奪還して、安倍内閣が成ってから円安が進み株価も上昇し続けている。内閣支持率も連続して上昇しているとの報である。
彼らは夏の参院選まではそのファシスト的本質は隠して専ら景気対策に専念し、自民党で景気は回復したとその成果を誇るだろう。
確かに彼らの金融政策、日本経済へのテコ入れはある程度効果を上げていることは間違いない。しかし実際に国民全体にその好景気が波及するかはまだわからないし自分は甚だ疑問視している。
公共事業を請け負うゼネコン、輸出に頼る商社、トヨタなどの大企業は間違いなく安倍政権の恩恵を受けるであろう。経済はお金の流れだからやがては回りまわって末端の労働者の懐にその金が入ってくれば言うことはない。自分の商売の注文も増えて売上も良くなっていくはずだ。
ただ、経済の門外漢が思うに、今安倍政権がやっている経済政策というのは、瀕死の老人に高い金をつぎ込んで無理なカンフル注射を打ち続けるようなことの気がしている。むろんそれで体調が良くなり回復して若いときのようにバリバリ働ければ幸いだ。
ただ、この国、日本はもはや老人である。今そうして老体にあれこれカンフル注射を打ったって一時は元気になったかのように見えてもその効果がいつまで続くのか。
これがかつての50年代~60年代のように、国民全体が若く、国自体に活力がみなぎっていた頃ならこうした経済政策で公共投資で景気はぐんぐん上昇した。物価も上がったけれど給料もぐんぐん上がった。それは記憶にある経験である。だが、今のような老人ばかりとなった国、少ない若者こそ失業者や貧乏なフリーターばかりの国である日本がそうしたカンフル政策でどこまで元気になれるのであろうか。逆にそんなにない金をつぎ込んでその後の支払いは大丈夫なのかと案ずる。政治家たちは今でも経済成長を約束するけれどそれは老人が青年に戻るような不可逆的なことではないのか。
今、都と政府一体になって進めている東京オリンピックもまさに同じ発想で、あの頃を懐かしみ、オリンピック効果で国民を元気づけ国民意識を一体化させようという「夢よ、もう一度」なのである。膨大な金をつぎ込む招聘戦略の宣伝によってすぐ踊らされる日本人は早くも東京オリンピックに対して熱意が一気に高くなってきた。
私的にはそんな金があり余っているならもっと大震災被災地への復興支援と被災者と被災企業への経済的援助に使ったほうが結果として日本の経済再生へつながると考えるのだが。まあ、そうした国を挙げての「お祭り」のほうが国民が元気になると考える人たちもいるのである。むろんそこで儲かる奴らがいるからだが。
どこそこ近隣の国では、景気のわりには国民生活はちっとも良くならないと国民の不満は大いに高まっている。今日本は景気回復の途中ではあるが、このバブルで動いた金が本当に庶民にまで周ってくるものか注視したい。いずれにせよ、この「好景気」はバブルであるしこの国にとって最後の賑わいだと断言する。それが破綻した後も想定しておかないとならない。
夏の参院選、たぶん今のままの株高、好景気が続けば自公はさらに大勝し盤石の保守右翼国家が完成する。そして日本はどこへ向かうのか。
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