今月は詩朗読ライブが29日にあります。ぜひご参加を。2014年04月03日 15時47分28秒

★詩朗読デビューも果たしたい。       アクセスランキング: 213位

 昨夜からの雨がしとしとと降り続いている。花冷えというのだろうか。少しうすら寒い。夜には薪ストーブを焚こうかと思う。

 親たちはデイサービス、今一人で家にいる。こんな雨の日は気持ちも萎える。そんなとき亡くなられた、先に逝かれた人たちのことが誰彼と思い浮かぶ。自分よりも年上の方はともかくも思い出すのは皆年下の、突然の訃報に驚愕した人たちばかりだと気づく。
 あの世があろうなかろうと、彼らとはもうこの現世では会えないのだから、哀しみは哀しみとして残念だがそれはそれで仕方あるまい。自分ができることは彼らの分までもしっかり生きて、もし再会できたときは「それからのこと」をあれこれしっかり語り示したいと思う。ならば鬱々としてはいられない。生きているかぎり精いっぱい頑張らねばならない。

 今月の無頼庵の企画は、29日の火曜日祝日、昭和の日に、三回目となる詩朗読ライブを予定している。
 詩の朗読というと、うたや音楽のライブに比べてなかなか一般的関心は低く、参加者と出演者の度合いが限りなく近くなる。つまり普通のライブでは、出演者<観客であるわけだが、詩朗読の場合は、常に、出演者>観客という図式となってしまい、ときには出演者=観客の場合も多々起きる。つまり出演側=詩人たちしか集まらないということも日常的であるようで、それはそれで無意味ではないと思うが、願わくば一般的観客、つまり聴衆が何人かはいてほしいと強く望む。

 むろん詩と詩作、そして詩朗読という行為について関心のない方が来られてこのイベントを通して刺激を受けてやがては自らも詩作を始められたらいちばん理想的でありそんなことがもし可能ならばと夢想もする。
 実はかく言う自分も詩に関しては読むのはともかく、朗読という行為について以前は全く関心がなかった。だが、京都在住のオーラル派詩人・有馬敲氏と関わりを持つようになり、そうした場に出くわして詩朗読会という形式に興味を抱いた。
 そして彼から紹介された東京在住の詩人たちとはかってウチ無頼庵でも定期的にそうしたイベントを開催していこうと考えた。次回で三回目となるわけだが、まだ軌道に乗るどころか試行錯誤の真っ最中でもあるし、どうしたらもう少し観客を呼べるほどエキサイティングなライブにできるか課題も多い。が、何事もじっさいにやってみて、続けていく中で動きも出るし見えてくるものもあるはずだから、観客の多寡にとらわれることなく続けていきたいと考えている。

 そして前回のフォークソングライブでの唄い手デビューにも懲りずに、私、マス坊も詩朗読デビュー、つまり詩人デビューを今度こそ果たしたいと考えている。何であれ場数を踏むことが肝要だとアドバイスも受けた。拙い者ではあるが、いくつかの自作詩も用意して人前で詩を読むということはどういうことなのか、まずはこの身で実体験してみたいと考えている。

 乞う、ご期待!とはとても言えないが、ともかく拙い身だが 自分の今 を示せたらと考えている。ぜひお気軽にご参加ください。ご笑覧たまわりたい。