いよいよ明日24日、「共謀」コンサート第三回目2018年02月23日 22時08分51秒

★ほんとうに良い歌を良い歌い手たちと

 昨年から始めて、我が深く関与している「護憲と反戦平和のための共謀コンサート」の第三回目が明日となった。
 いつもいつも言って宣伝しているが、今回は、ほんとうに良いうたを唄うシンガーを厳選したので、企画側として自信もって開催できる。
 
 世の中には、商業的評価という、ある意味絶対的経済価値が大手をふってまかり通り、どんな低俗かつ無意味なものであろうと売れれば「勝てば官軍」的な世間的評価が得られる。
 しかし、昔から思うのだが、商業的に売れるもの、ヒットするものは良いから売れたというわけではない。むろん良いので売れた、良いものは音楽であれ本であれ、いくらでもある。世間的支持されるものはもちろんそれなりに「良いもの」だからだと思う。

 しかし、では、売れないもの、世に知られないものは、「悪いもの」かと言えばそんなことはない。売れたものが即ち良いものと同義でないように、まだ売れていないもの、世間的にはあまり知られていないものでも良いものはいくらでもある。
 特に「音楽」など芸術の世界では、アカデミズムや商業主義が幅を利かせているから、偶然でもテレビやメディア、マスコミが取り上げれば人々の耳目をひいて、話題となりそれは、あまり良いものでなくてもヒットすることはままある。

 先のユーチューブで話題を呼んだビコ太郎なる人の「うた」というのか、ビデオクリップなど、ちっとも面白くもないし、それだけヒットする理由もまったく見えない。が、外国の有名シンガーだかが、それを面白がり、口の端に乗せたが故、ならばきっと「良いもの」なのだろうと、ガイジンに弱い日本のマスコミと日本人はとびつき、はからずとも大ヒット作となったわけで、「世間で話題の~」という口車に乗せられやすい日本人は、それが本当に良いものなのか、判別もできず、良くないと内心思っていても、裸の王様の家来のように、それを追認追従してしまうのである。

 どんなものであれ、世間的評価を鵜呑みにしてはならない、何事も最初から色メガネで見てはならないと、我は若き日に、TBSラジオの深夜放送、パックインミュージックのパーソナリティをやっていた故林美雄さんからその放送を通して教わった。
 そして今も、いわゆる「世間」、マスメディアがまだとり上げない、本当に良いもの、良い歌い手たちを我は探し、出会い、そしてその人たちを招きコンサートを企画している。それは林美雄さんが、自らの放送でやっていたことを自分なりに今もやり続けているに過ぎない。

 今回も、我が信ずる、本当に良いうたを唄う、良い歌い手たちをたくさん集めた。どうか一人でも多く、その人たちの生のステージにふれて、世間的にはあまり知られていなくてもこんなに素晴らしいシンガーやミュージシャンが近場にもいることを認識してほしい。
 マスメディアが取り上げ、話題にする人たちだけが歌い手ではないし、ヒットして巷で流れてくるうただけが、うたではない。ほんとうに良いもの、心を打つうたと歌い手は、あなたの身近にもいる。が、まだその出会いがないだけなのだと。
 明日、一人でも多く、こうした音楽が未知の方こそ、ご来場をお待ちしています。

 場所は、南武線谷保駅前、「かけこみ亭」で午後4時スタート、夜の8時過ぎまでやっています。参加費も投げ銭制なので、懐具合に応じていくらでもかまいませんので。