2011.秋の京旅行の記録・中・12011年11月08日 21時11分42秒

今年の秋は異常に暖かくまだ東本願寺のイチョウも色づいていなかった。
★今回の旅のあらましから

 今回の京都行、その目的は、このところ親しくさせて頂いている京都在住の世界的詩人、有馬敲さんからお誘いがあり、彼の原作のミュージカルが5日にあるので、その観劇がまず第一であった。

 しかしそれは表向きの理由でもあり、それがなければ行くことは今期なかったはずだが、ついでに人と会ういくつかの用事もそれに合わせて入れた。そもそも拙ブログで先に書いたように、一回限りとはいえ公演に何が何でも行かねばならぬというわけではなく、あくまでも家のことや親たちの体調など様子を鑑み、まあそのときはそのときだと腹を括っていた。行けたらこしたことはないが、行けなくてもそれもまた仕方ないと。

 幸い、プレ・開店イベントは先月29日盛況の内終わり、問題の親たちの入院は明日9日からで、ちょうどぽっかり時間が空いた。なので、その入院前でやや慌しいが、抗癌剤投与が始まればもはや旅行どころではないので、行くなら今という思いで出かけることにしたのだ。

 今帰ってきて思うのは、行ったことは正解であったし、何よりも今回の京都の旅はこれまでに増して多くのことを得た。先にも書いたが、いつも家を空けるたび、旅行中も不安と怖れに苛まれ、なかなか気が休まらないのがこのところの常であったのだが、今回は覚悟決めて出たせいか全くそれはなかった。全ては神の御意思のままにであり、それ自体旅の目的の一つでもあったこともある。

 早朝着いた初日、5日は、その有馬敲原作の公演が午後にあり、その後も友人と呑んだりしたりしたので一日が終わったが、翌日6日は、朝早くから友人の車で京都府のはずれ、福知山市に入る夜久野町というところに出かけた。そこに夜久野教会というプロテスタントの古い大きな教会堂があり、そこを訪れ日曜礼拝にも参列してきた。その町も教会も素晴らしく、予想以上で感激した。今回のいちばんの収穫であった。

 そして最終日、東京に深夜のバスで帰る7日は、朝からレンタル自転車で京の町をあちこち下から上へ上から下へと何往復もした。その晩も友人と旧知の小料理屋で呑み、深夜のバスで京都駅を発ったのだ。京都滞在はまるまる賞味三日である。それでも京の町を堪能した。

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