手術当日のこと2011年03月04日 22時08分47秒

★まず今日の様子から。

 一夜明けて、今日4日昼過ぎ、妹と父も連れて病院に行った。
 集中治療室から降ろされて、母はこれまでいた外科の婦人病棟に戻されていた。
 今日はさすがに疲れが出たと見え、反応も乏しく当人曰く、いくらでも眠れるとのことで、寝てばかりで弱弱しい限りであった。鼻から酸素も入れている。手術箇所も痛むし導尿もされているし、まさに満身創痍でありベッドから出る必要もない。

 しかし、思えば母の歳で、あの体で長時間の開腹手術を行い、腸のかなりの部分を採られたのだから、登山に喩えれば、体力ない老人が単独でろくな装備もないまま高山に登るようなもので、時間をかけたが何とか頂上にたどり着けたようなもので、今はそこで大の字になってほっとして休息をとっている状態と言えようか。
 しばし休んで体力が戻ったら、いよいよこれから山を下っていかねばならない。それが回復していくことであり、果たして術後、繋いだ腸がうまくくっついて、機能していくのかまだ今日の段階では何ともわからない。看護婦は特に問題はないと言っていたが・・・。

 昼過ぎに一度病室を訪れ、そのときは妹が九州に今日帰る前だったので慌しく、母も元気なかったので、家に戻ってからも不安にかられたこともあり、夕刻、犬の散歩を兼ねてまた車で病院に行った。そのときは十分寝たからか意識もしっかりしていて、昨日は集中治療室では明るいし看護婦がうろうろしていて騒がしくてよく眠れなかったことを聞いた。
 傷を癒すという言葉の通り、こうしてたっぷり寝て傷が癒えてくればまた新たな道は開けると信じたい。

 昨日のこと、後ほどきちんと書き記しておきたい。