在庫整理の前に在庫管理だ。2011年09月07日 11時56分56秒

★商売のことあれこれ・前

 今日こそはカラッと晴れた。スッキリ爽やか、気分も爽快である。
 このところどうしたことかやたら忙しくなって、懸案事項が目白押しである。だのに涼しくなって夏の疲れが出たのか、今日は午前も午後も昼寝を貪った。疲れも溜まっていることもある。が、この快楽からなかなか抜け出せない。昼寝こそ、居職の楽しみであろう。ボーナスとかないけれど、昼間でも眠れるのは自営業ならではである。

 家庭の都合上、起きる時間は決まっていて、早いときは6時台には起きる。食事の時間もいちおう決めて親達に食べさせるから、朝食後、昼食までの間に1時間、昼食後少し作業して夕方の犬たちの散歩までの間に1時間と、空き時間をみつけては合間合間に昼寝している。

 夜は夜で早く寝たいのだが、親たちが寝たのを確認してからパソコンに向かったりギター爪弾いたりしているとすぐに午前零時を回り、1時過ぎとなってしまう。このところ全てが分散し片手間で少しづつやっていくしかない。

 疲れが溜まっているのは、このところ新館のほうではなく、裏側の旧館の今や本の倉庫と化した自室の本の山を整理していたからだ。本棚もいくつも壁一面にあるのだが、入りきれずその前に積み上げられた本の山を崩しては一冊一冊確認して仕分けしまた別の場所に積み上げていた。処分する本もかなり出たし、探していた本も一冊だがみつけられた。

 そうそう、何でそんな作業を始めたかというと、先にちょっと書いたが、自店舗の方に注文が入り、美術関連図書を二冊お求めの方があった。ところがそれがみつからない。少し探したが原稿書きなどで忙しかったこともあって、正直に、ウチにあるはずだけれど見つけることができなかったと連絡した。しかし、その方は、奇特にも一週間ほどお待ちくださるとのことで、それから必死になって探してみた。

 不思議ことにそれら自店販売用の美術書を入れた箱があるはずなのにみつからない。その箱のデータも出てこない。まさか青梅の倉庫に持っていっていないはずだと自問自答しつつ、あるとしたらこの部屋の中しかないと、本の山を崩してはまた積み上げ、確認作業に励んだ。

 注文の本は一冊だけとりあえず発送した。果たしてもう一冊のほうは出てくるかやや絶望的な気もしている。本棚の中も本の山もありそうなところは一通りほぼ確認は終わったのだ。

 先にも書いたが気持ちとしてはすべてのことをきちんとしていきたい。が、本だけでもこ家にはボーダイにあり、それが全て売れる本、売り物ではないし、売れない本だからといってすぐに処分できるものでもない。リアルなお店があれば、店頭で、一冊100円、いや、三冊200円、それ以下の値だっていい。欲しい人があれば持っていってもらっても良い。でもバーチャルな店だからそれもできない。

 今内にある本を大別すると、Amazonマーケットプレイスに出品中の本が千数百冊、ごく少しとなったが自店舗販売中の本、自分の蔵書及び未読の本、まだ未検索、未分類の本、そしてそれらの何倍?かの、検索してみて商品として値がつかないがゴミとして即処分できない本が山積みとなっている。

 それらの中には、専門書も多数あるし、状態もよくまだまだ本として役立つ本も沢山ある。単に古本市場でニーズもなく安い値で売り物にならないというだけで紙ゴミとすべきか迷うものばかりだ。
 プロの古本屋、つまり組合に入っている業者ならば、そうした本でも市に出して動かすことができるかと思う。以前はフリマなどでシート広げて並べて売ったこともあるが、今、本はそうした場では安くしてもほとんど売れることはない。今の人は話題のベストセラー以外に本は読まないし、だいいち重いので敬遠される。せっかく運んで持っていってもまた持ち帰るのもいやになる。

 自らの古本に限らず、本の行き先について、いったいどうなるかどうすべきかこのところずっと考え続けている。

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