プレ・オープニングパーティどなたでもお気軽に。2011年10月11日 18時13分35秒

この本の山をどかさないと客人を招くことはできないのだ。どうする?どうなる。
★今、精力的に片づけを進めて客お迎えの準備中

 私ごとであるが、実はこのところ老親たちの体調がちょっと良くなく、気持ちはそちらにとられてやや屈託していた。ご心配頂くほどのことはないかと信ずるが、悪い兆しでなければと案じている。今日は父が、明日は母を病院に連れて行きこれからのことを医師と相談する。

 親たちをおいて一泊二日で家を空けてしまったから調子が悪くなったというわけでもないと思うが、季節の変わり目でもあるし、手術後半年が過ぎそろそろまた新たな段階に入っていく。
 気がつけば、3.11大震災から今日で7ヶ月。多くの人々の人生を奪い多くの日本人の考え方を変えてしまったあの日がしだいに遠のいていく。月日が過ぎていくことは救いであろうか。幸いか。なにごとも「過去」にしてしまうことはたやすいが、それでは思いを残して亡くなった方々は浮かばれまい。死んでいった人々に報いるためにも生きている我々が襟を正し前向きに生きていかねばならない。しかしそうはわかっていても人はなかなか改められず忙しさにかまけてすべきことを後回しにし、再びまた束の間の享楽にとらわれてしまう。まず自らを律したいと改めて心した。

 さて、拙ブログ、以前のエキサイトブログからこちらに移転してきて間もなく一年となる。
 ここでは、アクセスランキングのようなシステムをとっていて、日ごとの読者数の順位が示される。こちらは基本的には誰が読もうと読むまいとあまり関心もなかったのだが、やはり高いランクのときは嬉しいし、下がるばかりのときはうーむという気持ちにもなる。
 ランクは100位台から200位までの間を常に上がったり下がったりで、一番高かったのは計画停電のとき、東電の悪口書いたら、ベストテン内にも入れたことがある。まあ、あまり多くの人に読まれると、文句言いに何癖つけられ「炎上」することもあるそうなので迂闊なことは書けなくなるので、今ぐらいの位置が良いのかもしれない。今日は160位ぐらいだったか。

 しかし、そんな順位が出ようと元よりいったいどれほどの人が読んでくれているのかこちらとしてはまったくわからない。コメント欄の方も基本的には顔見知りの常連さんだし、読み手がいるとしてそれは多くが友人知人の方々だと考えていた。まあ、彼らに向けての「近況報告」「業務連絡」を兼ねて書いていた。
 だから気持ちとしてはどうせ大して読まれていないのだから、と達観もしているわけで、ブックカフェのイベントを書こうが反響などあるものかと高を括っていた。今回まったく知らない方から、読者であるとコメントを頂き、プレ・オープニングパーティーに参加したいとのお申し出は嬉しい驚きであった。ぜひぜひお越しください。

 その方がどこにお住まいで何歳なのか何をされているのか全くわからない。しかし、ともかくこんな拙いブログを偶然お読み頂き、こちらに関心を持たれその日に来てくれるならばこんな光栄なことはない。へんな言い草だがブログ冥利に尽きるではないか。

 自分はブログも含めてミクシィとかパソコンによるコミュニケーションには基本的には懐疑的なものを持っていた。しかし、考えてみるとブログという全世界に開かれた「窓」を通して外の世界とかろうじてつながっていたのだ。パソコンを使ったインターネットという手段がなければ多くの人と出会わなかっただろうし、顔さえも知らなくてもお付き合い頂いている方々もかなりできた。コメントがなくてもそうした声なき読者もきっとたくさんいるのかもしれない。

 先日も島根県から新米が届いた。それは、以前のブログに書き、取り上げた雑誌をきっかけに自店舗のお客になられた方で、以降、ブログも常に読んで頂いているようで、毎年この季節になるとそのお宅の田で穫れたお米などを頂いている。初物である新米を食べると長生きすると言われているように、ウチの老親たちが長命でいるのはそのお米のおかげだと毎年感謝している。
 また、千葉に住む自分の親友と思えるフォークシンガーも偶然拙ブログの読者になって連絡があり縁ができたわけで、ブログのおかげで自分の人生はずいぶん豊かになったし、彼らからずいぶん助けられた。その有難さをつい忘れていたがまさにインターネット様様である。

 スティーブ・ジョブズがその世界の発展にどれだけ功績があったのか自分はよく知らない。が、今自分が生きながらえ今あるのは、ネットを通して関わりのできた顔も本名も知らない友人知人たちの励ましのおかげでもある。ならば若くして死んだ先人に感謝と哀悼の意を示さないとならない。世界を本当に彼が変えてくれた。それは人類の歴史の必然でもあったのだ。

 ネットの世界は見知らぬ人と人を結びつけてくれる。まずは書き手と読み手として、次はメール相手として。願わくば、さらにその先にある人間同士の関係にまで進んでもかまわないのではないか。
 人と人は面倒なものでもある。関わりを持たない方が楽な場合も少なくない。しかし、だからこそ人は人であり、まずは出会うことから始まればそれは「必然」である。そしてそこからまた何か新しいきっと素晴らしいことが始まるに違いない。

 ★どなたでもまずプレイベントパーティーお気軽にご参加願いたい。性別年齢一切不問。コメント欄にメルアドなど連絡先をお知らせ下されば詳細など返信しますので。※もちろん非表示にしておくのでご安心下さい。