本日は川越で、新潟のたっつあんのレコ発ライブへ2014年09月06日 10時26分15秒

JUNホールの外観
★本日午後2時より、川越市府川「みんなのおうちJUNホール」にて   
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 いや~かなり遠かった。ちょっとした小旅行で今腰がまた鈍く痛い。かなりバテた。おまけに帰りはゲリラ豪雨に降られ泣きながらびしょ濡れで家まで走る羽目に。

 川越だと聞いていたので、ウチからはローカル線の極み、八高線一本で行けると思い、こりゃ楽だと安易に考えていた。が、どっこい蔵の街川越からバスでまた30分以上もある桶川に近い鄙びた街道筋に今回の会場のホールはあって車で来た方が楽だったかと後から気がついた。バスも一時間に1本しか走ってなくしかも帰りもかなり待たされた。

 場所もコンサート自体もとても心温まるものがあって、行って参加して良かったと今心から思うしその「報告」もきちんとせねばならないが、今日のローカル線を利用しての日常生活からちょこっとだけ離れた「小旅行」について思うところを記す。

 川越が小江戸と呼ばれ、旧い建物が多く残り、今はその通りが観光地として話題になっていることは知っていた。昔のモノ、旧いモノなら無条件になんでも好きな自分としては足繁く出掛けて当然だと思うし、浅草に行くよりはるかにウチからは近いはずなのだが、なぜか今まで一度もきちんと訪れたことはない。どこそかの帰りに車で通りすぎたことはあってもそこを目的に行ったことは一度もなかった。

 思うに生来の出不精と近くだから故いつでも行ける、いつか行こうと思い結局行かないのである。本でもレコードでも何でも買ったからこそいつでも読める、聴けると思いそれをしないのと同じ心理であろうか。

 今回、新潟のフォークソング運動の首領(ドン)、たっつあんが埼玉に出てきてこちらで彼のCD発売記念のライブイベントをすると知らされ先年いろいろお世話になり彼の家にも泊めてもらったこともあるので何はさておき行かねばと考えていた。
 が、あれこれ家庭の諸事象やら何やらで気が付いたら当日となり、たっつあんを知るこちらのフォーク仲間たちと誘い合わせて午後1時に川越駅のバスターミナル集合ということで出掛けたのだ。

 八高線はウチからは一駅で、拝島から川越までは途中高麗川で分岐するが、今は基本乗ればそのまま川越まで乗り換えず1本で行ける。ただ本数が少なく昼間でも一時間に1本ぐらいしかなく、乗りくれるとライブに間に合わない。拝島駅まで自転車で走り午後零時20分頃の川越行に乗った。約50分。横田基地の真横を過ぎれば後は大自然の中をひた走る。特に、東飯能に至るまでは高台を走り抜群のロケーションであった。昼間だったから窓の外の風景に目を奪われ良い気分転換となった。

 午後1時ちょっと過ぎたが、川越に着き、待ち合わせたO氏と共に東部バスのバス停に。ギリギリ15分に出るバスに間に合った。それに乗らないと次まで一時間待つ羽目となる。バスは本川越を過ぎ、蔵造りの建物や洋館など戦前の建物が並ぶ趣ある、観光客でにぎわう狭い街道筋を通り過ぎた。。面白そうな店もたくさんありそうなので時間あれば寄り道したかったが今回はたっつあんのライブに来たのだ。

 で、約30分田んぼや畑、墓石屋、修理工場などしかない田舎の街道をひた走り目的地のバス停で降りた。そこからはすぐで、元何かの工場を改装して作ったという話題の「JUNホール」に着いた。思ったより遠く想像してたより広くゆったりしたスペースであった。

 ここは埼玉が生んだ人気フォークシンガー、たかはしべん氏のファンの方が、彼を迎えるために自分たちで作ってしまったというユニークなホールで、つい最近できた。地理的には不便な場所だが、既に地元の人たちの様々な活動、催しの場としてかなり知られ活用されているようだった。。※ホールの利用受付・管理などもべんさんの事務所がやっているとのことである。

 がらんとした約60畳は軽くある、パイプ椅子だが50人は楽に入る広さがあり、田舎だからできたこととはいえ、こうした安く誰でも気軽に自由に使えるホールがありそこから様々な文化が発信できることは羨ましく思えた。
 新潟のたっつあんと埼玉のアマチュアフォークソング音楽活動をされているグループとはかねてより長い付き合いもあって、今回この地で彼の記念ライブが企画されたという経緯であった。

 自分も先年、新潟でのフートがあったときにO氏らと参加したので、その埼玉のフォーク仲間たちも顔見知りの方も多かった。

 けっきょくライブの後の打ち上げで地元の野菜をふんだんに使った手料理をごちそうになり、ほろ酔い気分で6時半頃辞去したのだが、バスはちっとも待てど来ないし、帰りはかなり苦労した。
 何も考えず、行きと同じく八高線で帰ろうとホームに降りた。少し待って電車は来たのだが、それが高麗川止まりで、どうしようかと少し迷った。が、そこから八王子方面へ連絡もしてるかと考えて来た電車に乗ったのが間違いで、けっきょく高麗川では30分ひたすら待たされて何のことはない次の川越発の八王子行きが来るまで雨のホームで佇むはめとなった。
 東武線などでいったん武蔵野線に出て帰る手もあったかと後から気づいたが後の祭り。しかも拝島からは雷と豪雨が激しく、自転車を留めておいたスーパーマーケットまでは駅で拾ったビニール傘で何とか歩けだが、自転車でどしゃぶりの雨の中濡れネズミになって必死の思いで帰宅した。
 6時半に向こうを出たのに、家に着いたのは9時過ぎ。毎度ながら考えの甘さを嫌でも噛みしめるしかなかった。やはり川越は近くて遠い。

 しかし関西のフォークシーンを新潟の地に伝えた先達であり、功労者かつ今も現役のリーダーであるたっつあんのうたを今回たっぷり聴けて満足できたし、様々な出会いと新たに得たものも多々あったので悔いはない。
 
 鼻風邪がこれ以上ひどくならないよう暖かくして早く寝よう。

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