台風一過の素晴らしい朝に2014年10月14日 10時02分05秒

これが窓にからんだ「ハヤト瓜」。果たしてこんなに寒くなって実がなるのか。
★今も吹き返しの風は強いものの台風無事通過す      アクセスランキング: 134位

 外は朝から明るく晴れて強い陽射しの快晴となった。風はまだ強いものの雲一つない青空、カラッと晴れて実に気持ち良い。
 これを読まれている方々の地方はどうか知らないが、今回の台風もマスコミが大騒ぎしたほどの被害はウチのほうでは幸いにして出なかった。前回一週間前の台風より内陸を通ったからか、雨よりも風が強く強風で庭先の鉢に入った植物はいくつか倒され、風で吹き飛ばされた小枝や落ち葉などは庭に道に散乱しているがまあ許容範囲である。
 皆さんのほうはご無事でしたか。

 私ごとだが、台風の最中に実は今、二階の自室、東側の押上げタイプの小窓が一つ閉められない状態となっていて、約15センチほど開いたままとなっている。それには理由があって、母が一階の地面に植えたニガ瓜ならぬ「ハヤト瓜」というつる性植物が二階へ延びて夏の間に開け放していた窓の隙間にツルを伸ばして入り込んでしまい、さらに上に延びていて、窓を閉じることはそれを切断することなので前回の台風の時も迷ったが閉めるに閉められないでいるのだ。※その実が収穫できるのは晩秋の瓜で、せっかくツルを元気に延ばして小さな実もついてきているので断ち切るのは忍び難かったのである。

 もしうんと雨風が吹きこんできたら、その窓枠に室内からベニヤ板でもはめ込んで対応しようと考えて、そのままにしてひたすら一晩中起きて台風の動向を窺っていたのだ。
 天気予報通り未明から雨風は一時強くはなり、やや不安な心持がしたが、午前3時頃には外は雨もやみ静かになってきた。家の中に入れていた犬たちを外に出して簡単に散歩した。戸を開けた途端もわっとした台風の熱風に驚かされた。
 夜空は雲がすごいスピードで流れていたが月も星もその中からはっきり見えてもう台風は過ぎたことを知った。戻ってテレビを見たらやはり台風は通り過ぎて関東でも群馬栃木の辺りにあって安堵した。

 それから枕を高くして寝ることにしたのだが、気圧のせいなのか何か気が高ぶっていてなかなか寝付かれず夜も白む頃やっと眠ったが外の強い陽射しの中暑くて寝てられず起きてまたこれを書いている。

 昨日は書いたブログもそうだが、天候もあってか体調すぐれずつい鬱々としてしまった。そう、すべては自業自得なのだ。ただ弱い人間は、それをそのままそれを認め覚悟決めて受け入れることに躊躇いを持つ。つい愚痴もこぼす。せんないことも書く。だが何事もまずそこから始めなくてはならないし、孤独をみつめて一人で生きて行かねばならない。
 家族がいようと妻子がいようと実は淋しさは変わらない。まさか毎日人を集めパーティを繰り広げるわけにもいくまい。いや、孤独はましてそうした人込みの中にこそ存在する。ならば漱石の書いた「こころ」の先生ではないが、死ぬわけにもいかずそのの寂しさを抱えてずっと生きていくしかないではないか。

 強い風の吹く明るい陽射しの中、犬たちと散歩に出て改めて思った。人からどう言われようと思われようとどう扱われようともう気にしない。こんな爽やかな素晴らしい朝が来るのならともかく生きて行こう、生き続けようと。誰であろうと人生には価値がある。
 太陽の光は人を元気に勇気づけてくれる。