残すは年内二か月2014年10月31日 19時57分01秒

★詩とうたのイベントまであと一か月              アクセスランキング: 63位

 今日で10月も終わる。今年も残すは二か月となった。そして「有馬敲の詩とうたの世界」コンサートまでちょうど一か月。現況報告と思うところを記す。

 忙しいとか慌ただしいのはおそらく誰もが同じであり、まして赤ん坊がいたり子育て中の共働きのお母さんならもっと大変であろう。ボケ老人を抱えようとも自分なんて基本、家に居られて自らの裁量であれこれやれるのだから大変だとかツライなんて言えたものではない。
 が、ともかく今は慌ただしくなかなかパソコンにも落ち着いて向き合う時間がない。それは今夏、老愛犬が瀕死の状態になってからで、犬が死んで少しは時間に余裕ができるかと思ったら以降、雪崩打つように次々と予定が入って忙しくなり今過ぎた二か月続きのカレンダーを見返すと書き込まれた予定で真黒である。

 そして明日から11月。まずは11月30日の、その詩人有馬敲氏を招いてフォークシンガーと共演のライブイベントの成功が最重要課題であり、それさえ終わればあとは12月23日恒例の拙宅無頼庵でのクリスマス謝恩ライブパーティだけだから、まずそれが無事終えられるかどうかだけで頭がいっぱいだ。

 「詩人会議」など詩誌の最新号の情報欄には、有馬さんのほうから連絡が行ったのであろうそのイベントの告知が載せてもらえたようだ。思うに詩関係者にはまだこうした紙媒体の雑誌がいくつも存在するのに、音楽、中でも「フォークソング」に関してはもはや「雲遊天下」しか存在しないことを思うと、ミュージシャンというのは実に孤独な稼業だと気づく。党派や徒党を組むことは良いことかの是非はともかくも、ある一定の思想や嗜好、志向を元にした集団とそこでの仲間たちとの横の繋がりのための紙の情報誌があることは良いことだとつくづく思う。
 プロ、アマを問わず今はともかくたくさんのミュージシャンと歌い手がたくさんいる。が、彼らをどのようなカテゴリ、コンテンツにおいても統合及び結びつけるような組織、システムは見当たらない。手元に70年代初頭の「新譜ジャーナル」があるが、その頃は、プガジャやフォークリポートも含めて、そうした音楽と歌い手たちとファンを結びつける「雑誌」がまだ存在していた。市場と全体規模、すそ野が小さかったこともあるが、その雑誌を手に取ればほぼその時々のミュージシャンたちの現況とこれからのライブなどの予定は把握できていた。
 インターネットの時代に、各ミュージシャンごとのホームページや趣味人のサイトはいくらでもあるのだろうが、それを統合するようなシステムはあるのか何事にも疎い自分はまだわからない。フェイスブックとかやっていればもう少しは「情報」が広く拡散していくのであろうか。誰かご教示頂きたいと願う。

 さて、今現在の予約状況だが、精力的に呼びかけてくれている方もいるので、ようやく二桁は越えたかと思う。願わくば予約者だけで満席、つまりソールドアウトとなれば安心して当日も迎えられるわけだが、決して大きくないライブスペースでも当日までは油断はできない。ましてライブの内容を出演者たちと細かく打ち合わせしないことにはイベントとして成功しないかとも考える。何にしろ楽しくもあり大変でもあるのはこうした多様なアーチストを一堂に集めての企画立案であり、その順番や配分も含めて最良のあり方を模索しなければならない。考えただけでコーフンしてくる。一番楽しみにしているのはこの自分なのだと気づく。

 世の中にはただミュージシャンたちだけ集めて当日簡単に打ち合わせして本番に臨むという即興的なライブも多々あるが、それではあまりに出演者に責任を丸投げし過ぎていると考える。偶然うまくいくときもあれば失態を示すだけのときもある。企画者として無責任ではないのか。ならばすべてのイベントには台本ではないけれどきちんとした構成が必要であろう。これから一か月のうちに、企画した者として自分が各出演者と細かく相談して詳細を詰めていく。

 まず来週のうちに、みほこんと真黒毛ぼっくすに会い、詳細を決めていくつもりである。これから来月はそうした打ち合わせと「練習」が続いていく。中川五郎御大は間に合うのだろうか。