本当に申し訳ありません!!!2014年12月01日 01時09分21秒

第一部のラストに出られた中川五郎氏、満席の観客を前に熱いステージを繰り広げた。
★本日のコンサート、興行的には大成功、個人的には大失敗の結果に。

 自分の住む町に終電で帰ってきた。また雨がしとしとと降りだしていて思わず涙雨という演歌のような言葉が思い浮かんだ。

 おかげさまで本日の有馬敲さんとフォークシンガーたちとの共演ライブ、幸いにして大盛況、超満員のうちに終わった。まさに立錐の余地がないほどたくさんのお客様が来てくれた。ゆえに「興行的」には大成功となった。有馬御大もお店側もとても喜んでもらえた。本当にそれは良かった。ご来場の皆さま有難うございました。

 が、私マスダの不備と失態から入りきれなかったお客様は帰られ、来られたお客も途中で席を立れ帰られたり、転換にもたついて予定より一時間も伸びてしまったりと多くの参加者の方々、出演者、スタッフのみんなに多大な迷惑をかけてしまった。またギャラの問題もきちんとさせずに当日を迎えてしまってアーチストから強いご批判を受けた。

  毎度ながら全てにおいて自分の詰めと読みの甘さ、中途半端さがいけないのである。終わって出演者の方々と最終的な打ち上げの席で、皆さまから率直なそうしたご意見とお怒りの声をたくさん頂いた。いつもマスダの企画は筋が通っていない、というお怒りの声であった。穴があったら入りたいというよりもいっそ中央線に飛び込みたいとさえ思う気持ちになった。

 ご不満はおそらくせっかく来られたお客様も同様であろう。まさかあんなにいっぱいになるとは、想定外だったと言い訳することはたやすい。しかし、せっかく来て頂いた方々にご不快な気持ち、辛い思いをさせてしまったのはひとえに自分の責であり、それはスタッフとして関わってもらった人たち皆にも同様なのである。
 が、まあ俺が死んだって何のお詫びになるわけでもないし、開き直る気もないけれど、ご指摘を受けて毎度ながらやっと気がついたということだけは告白する。

 つまり俺は根本的にそうしたきちんとしたこと、「企画」ができない人間なのであろう。思いだけがあってもそれを組み立てて無理無体なく成し遂げることができないのかと自問している。結果、それで突っ走り、一部の人はたとえ評価してくれたとしても、多くの関わった人たちに不快な思いをさせて不信の念を植えつけていく。これは自己卑下でも韜晦でもない。事実・現実のことだ。だから敵が多いんだとまで言ってくれた。でもそれは敵ではないだろう。嫌われ者は敵にすらならず誰も相手にしなくなる。

 まあ、率直に我にその不満やお怒りをこちらにぶつけてくれた人たちには心から感謝する。バカだから言われなければ何も気がつかなかっただろう。毎度ながらの失態。お金や謝って済むことではないし、もし関わりがこれからもあるならば何らかの償いもできるかもしれない。溜息ついても仕方ないが本当に申し訳なく思う。まったく情けない。

 いちばんの問題は来てくれたのに失望させて帰らせてしまった人たちに対してで、いっぱいすぎて中にも入れずろくに観れなかった人も含めて、今胃が痛くなるほどただただ申し訳ない気持ちでいる。どうお詫びすれば良いのか。頂いた代金は全額返金もしよう。しかしそれで済むのか。

 多くの人たちに迷惑をかけるだけだからと、もうこうしたライブ企画など一切やめることが世のために、償いとなるならそれも考えている。

 が、そのうえで、たぶん自分はこれからも申し訳なさを抱えつつも臆面なく、誰も来てくれなく手伝いも関わりもしなくなったとしても何か企画は続けて行くだろうとも思う。
 うたも同様だが、うたならば聴き手がいなくとも下手くそでも唄い続けることが大事であるように、どんなことでも大事なことは続けていくことだと信ずる。人生がそうであるように、やめることはたやすい。大失敗に終わったとして、失敗ばかりだとしてもともかくやめずに続けて行こう。ただ願わくばもっと少しでも利口になってお一人にでも迷惑をかけることのないよう細心の注意で臨んでいこう。誰よりも自分はそうしなければならない。
 
 みみずを使った実験で、土の中の穴で、AとBの二つに分かれる分岐点にみみずを置く。Aのほうは何ともないが、Bの方へみみずが進むと電気ショックを受けるように設定しておく。すると最初のうちは何回でもBの方へ行っては痛い目にあう。しかし何百回か繰り返していると脳のないみみずでも、いつしかBの道へは絶対行かなくなるそうだ。
 そのミミズの学習の話を何かの本で読んだとき、深く感心した。みみずの脳を思い、ならばどんなに愚かなこの自分でもいつかは学ぶ、賢くなるはずと希望が持てた。まあ、人はそんなバカ者に何十回何百回も付き合いはしないが。
 だが、結果常に失敗と人様にご迷惑とご不快な気持ちを与えるばかりの人生だとしても投げださずに続けていかねばならない。みみずでも学ぶならば人はもっと学ぶはずだ。


 またこんなときいつものように、あのうたが聴こえる。公園で首吊り自死したと訊く、昔から自分にとって日本最高のソウルシンガー、大好きな砂川正和の「最後の本音」という曲だ。そのサビのフレーズを頭の中で繰り返している。

♪俺は決して悪い人間じゃない。ただ考えが甘いだけ、
 と。しかし、だからこそ罪深く悪人なのだと断罪する内なる声がずっとしている。バカはやはり罪なのだ。

11.30のコンサートに来られた方々へ2014年12月01日 03時15分57秒

★混雑のあまり途中で帰られた方、代金を全額返金いたします。  

 私、マスダが企画し11月30日、阿佐ヶ谷イエローヴィジョンにて催しのあった「詩人有馬敲の詩とうたの世界」コンサートはおかげさまで大盛況となりました。
 が、想定以上にあまりにも多くのお客様が来られたため、予約受付されたのに会場の店内に入れず、また、あまりの満席さに中途で帰られた方もありました。
 企画者として今改めて心からお詫びいたします。せっかくご参加いただいたのにゆっくり落ち着いて観覧できなかったことと舞台要員を置かなかったため転換の遅れからの予定時間がかなり伸びたことなど観客、出演者の方々に大変ご不快な思いをさせてしまいました。

 もしまた再びこうしたライブコンサートを企画することができましたら今回の教訓を真摯に学び、来られたお客様がゆったりと誰もが満足できるライブ環境を構築し提供できるよう最善の努力をいたします。約束いたします。

 そのうえで何のお詫びにもなりませんが、今回、会場まで来られ代金を支払われたのに結果として最後まで見れず中途でお帰りになられた方はご連絡頂ければ、その代金を全額お返しいたします。
 
 拙ブログのこの記事を読まれた方にしかこのお知らせは届かないと思います。もし読者の方で、どこかのミクシィやブログなどに、このコンサートの感想や記事など見かけられましたらその方へ、当方にもぜひお知らせ願います。

 とにもかくにも本当に多くの方々にご迷惑をおかけいたしました。最後まで観られたとしてもご不快な思いをされた方にもお申し出頂ければ全額返金いたします。

 本当に申し訳ありませんでした。どうかお赦しください。

 090-8175-8479 マスダ昭哲