良い季節のうちに良いことを2011年05月14日 21時44分36秒

★ブックカフェ開店に向けて

 朝晩はひんやりまだうすら寒いものの、日中は良く晴れて爽やかな風が吹く。暑くもなく寒くもない。新緑が目に鮮やかで初夏の装いだ。今が一年で一番過ごしやすい良い季節だ。

 まだ今回の旅の後片付けは終わっていないが、また毎度の平穏な日常が戻ってきた。疲れはだいぶとれた。

 自分にとっての日常とは、要するに出かけずに親たちに飯作ったり、洗濯や掃除とか家事をしつつ合間に自らのこと、本の検索、出品、そして注文があればその本を探して梱包し発送に出すというルーティンワークだ。今はそれに加えて、家がとりあえず「完成」したので、近所に借りた倉庫に入れてあった未整理の本や雑貨、衣類などを戻してその処理にも追われている。

 工事の進捗に応じて、その時点で家にあった当座不要のものを判断先送りにして一切合財箱に詰めたり紐で括って倉庫へと移動させてしまった。
 そのときは時間がなく、ともかく後でまたゆっくり見ればいいやと思ったが、今思うとやはりそれは基本的に使わない不要なものだったのだから移動ではなく処分すべきだったと後悔気味である。預けていたもの一部だけで、早くも新築の部屋の二階広間は一杯になってきてしまった。
 もちろん精力的に整理分別して大方処分しているのだが、家事に加えてそうした片づけ作業に時間とられるし、今もまだ借りている倉庫には家賃を払い続けているので、早くそこにあるガラクタをなくしていかねばならない。ということはまたこちらにモノが押し寄せてくる。それに実は新居自体も壁のペンキ塗りなど施主のすべき作業がまだ残っている。
 今は何をするにも最適な気候だが、また暑くなれば作業は捗らないし、親たちの体調もまたどうなるかわからないわけで、決して時間も余裕もたっぷりあるわけではない。早く何とかしないと。

 実際の話、家ができてスペースはたっぷり増えた。しかしそれにもまして前からのモノがたっぷりある。独り者で、家にほぼ毎日いるとしても老親たちの面倒もあるし家事をしつつそうした片づけをしていくのはなかなか難しい。
 しかし今のままではブックカフェの開店もいつになるか全く先が見えないし、夢物語のまますべてが終わってしまう。忙しいのは自分だけではない。その限られた人生の中で、どれだけ人は夢と向き合えられるかなのだ。

 家というのは、自らの住まいであるが、自分にとっては作業の場、オフィスでもあるし、人を招き、歓待の場でなければならない。そのためにもスペースを作りブックカフェとして公開する「場」は必要だし、そうでなければ家を新しくした意味がない。
 一日も早く真に完成させて客人を招きたいと願うが、ともかく今は良い季節のうちに精力的にガラクタ類を片づけて遅くとも秋口をメドに次の工程へと移りたいと考えている。焦っても仕方ない。一つ一つやっていくしかない。