薪ストーブの煙突そうじの話をしよう・前2012年10月27日 19時42分02秒

★案ずるより簡単だった煙突掃除。

 昨日は、よく晴れて久々に「社員」を招いて溜まった家の用事を片づけた。社員は近く長年住み慣れた世田谷の四畳半を引き払い実家、笠間市に戻る。もう今までのように気軽に呼んで、ウチの作業を手伝ってもらうことはかなわない。しかし、それもまた時の流れでありいたしかたないのである。

 そんなで、一番の用件は、6月に彼が切ろうとして木から落ちて頭を打ちくも膜下出血で何週間も入院することとなった発端の松の木の剪定であった。全然手を入れていないのでメチャクチャに枝葉伸び放題で、隣から何とかしてくれとやいのやいの言われていた。が、増坊一人ではその作業は重荷かつ危険で、今回ようやく彼のサポートを得てついに枝降ろしができた。ただし因縁の松であるから今回は自分がハシゴ架けて登って主に切った。彼は落とした枝をまとめ小さく切って束ね袋にいれる役を担当した。

 そしてもう一つ重要な作業が、本格的な冬を迎える前に、薪ストーブの煙突掃除、すす払いであった。
 去年の冬からようやく使い始めたうちの薪ストーブ。連日朝から晩まで一日中焚いていたわけではないし、薪も足りなかったので、暖かい日は燃やさず特に冷え込むときだけ使っていた。じっさい、繰り返しになるが、決してうんと暖かいわけではない。そのストーブが置いてある一階の台所はつけても大して温まらない。暖かい熱気は上へと昇り二階の広間「無頼庵」がほんわか温まる程度であり、まああまり暖房としては役立っていないのが実情だ。
 しかし、オーブンも兼ね備えているタイプなので、ロースト料理などには大いに活躍しているし、上にヤカンを乗せておけば熱湯にはことかかない。煮物もできる。今年は大工が置いていった廃材、古材が山ほど溜まっているので存分に焚ける。ぜひ拙宅に皆さん温まり来てもらいたい。またクリスマスにはチキンも焼く。

 だが、その前にやるべき重要なことが煙突掃除で、煙突内部に煤というか、クレオソートが溜まっているとそれがやがて発火して火事を起こす。それは、ストーブの展示場で店員からさんざん脅かされていた。毎年新聞記事にはならないが何人も薪ストーブの火災でなくなっているのだという。
 しかもウチと同時期にストーブを導入し去年から焚き始めた笠間の友人の喫茶店「どんぐり」では早くも夏の終わりに、その業者に来てもらい煙突掃除を済ませたと聞いた。毎年ともかく使う前に煙突は掃除しろとはさんざん言われていたので、安全性確認のためにも掃除してみたのだ。
 ただ、二階の屋根に上っての高所作業であるし、果たして個人で、そうした作業ができるものかまったくわからなかった。専門業者に頼むと3万円かそこらはかかるらしい。

 ともかく自分でやれるのものなのか。まず屋根に上ることからである。
 ※もう一回だけ続く。