5月に入りました2013年05月01日 21時49分09秒

★前回のブログ、現況報告の続き。

 体調は相変わらずでも、1年の三分の一を過ぎて、全てに多少の動き、リズムはできてきた。
 遅れに遅れて2月から始まった「三留まゆみの無頼庵映画塾」、おかげさまで大盛況となり、これまで様々な映画関係者、映画ファン、マニアの方々が拙宅を訪れてくれている。前回は有名映画雑誌の元編集長まで来られた。皆さんの映画にかけるその熱い思いに、驚きかつ深く感心しているマス坊である。

 けっきょく、音楽は語るものではなく、自ら演るもの、あるいは単に聴くもの、ときに乗って踊るものに過ぎないが、映画こそ自らがなかなか表現できないものだからこそ、語りたい語り合いたいものなんだとようやく気がついた。
 まあ、毎度行き当たりばったりでこの「講座」もどう進んでいくか、そこから何が生まれるかまだ何もわからないが、ともかく一年間全12回続ければきっとここ無頼庵から新しい動きが発生する予感がしている。毎回参加者はかなり入れ替わりだが、回を追うごとに増え続けているのでこの先も楽しみだ。
 何より今まで知り合うことのなかった映画人たちと出会う機会を持てて喜びと新鮮な気持ちになれたことは大きい。願わくば、自分が担当している「フォークソング講座」もせめてあと数人は新たな参加者が増えてほしいのであるが、そのためにも続けていくことからだろう。

 今は、その「映画塾」と「フォーク講座」が月に2回あり、2日間それに時間をとられ、毎月の生活はそれを中心に回っている。あとはこれにライブなども定期的に入れていけば、今の自分のできることとして十分かと考えている。今度は「詩朗読の集い」もやっていきたい。
 ぶっちゃけた話、ちっともお金にはならないが、こうしてこの場所に人が集まり皆さんいくらかでも楽しみ喜んでもらえたらそれだけで満足なのである。そしてその出会いから新たな人脈が生まれて、何かさらにまた新しいこと、閉塞した状況をぶち破るオモシロイことができたらと夢想している。

 さて、その他、拙宅の家族のことも少し。
 おかげさまで母は、ガン再発後、今は丸山ワクチンを週に三回投与しているだけだが、ガンそのものの成長は抑えられているようで、消えて完治したわけではないものの、まあ特に異常なく日常生活を続けている。なので、マス坊の家事負担はずいぶん楽になった。実に有難い。
 父のほうは認知症の度はさらに進んだが、まあ、それは年齢相応と言うべきかであり、トンチンカンな発言や行動は始終でも、まだ徘徊や失禁などこちらを大いに煩わせる段階に至っていない。ただ、夜中に何度も小用に起きるからか、朝からボーとしていてネムイネムイと寝てばかりなのが気がかりだ。それ以外は、昔患った前立腺がんの予後も問題なく、オツム以外は特に今現在問題ない。

 そして犬猫たち、猫は誘拐拉致されたクロスケが連れてきたメスのキャラコさんが過食症で、際限なく食べたがるので食餌の管理が大変で他の猫は毎度ながらさほど手はかからない。
 犬は、去年の暮れにウチに来たベル子も生後8か月となり、ほぼ大人になったのでだいぶ大人しく賢くなった。ブラ彦君は相変わらず。ただ、問題は18歳になる老犬バド叔父さんであり、このところ急に足腰が弱りついに全く歩けなくなった。兄弟犬のロビンが去年の今頃死んだことは以前書いたが、あれから一年。さすがにさらに年老いて人間でいえば100歳の域に入っているのである。もういつ死んでもおかしくない。

 ただ、これまでの老犬とは違い、むろん目は白内障でほとんど見えていないが、内臓も頭も特にどこも悪くなく、よぼよぼにはなっても年齢に比して食欲は変わらずしっかりあった。この一年、足腰はさすがに衰えて、母が連れてゆっくりこの町内をトボトボゆっくり周っていたのだが、ついに数日前から後ろ足がマヒして歩き出してもすぐに座り込んでしまう。
 仕方なく、人間が彼の腰を持ち上げてやると、前足だけで、運動会の二人競争のように、前足だけでスタスタ走っていく。こちらは中腰で後ろ足が地面に着かないよう犬のお腹を抱えて走るのだからものすごく腰に負担がかかる。
 このところそんな風に朝晩散歩して、近所だけでも汗びっしょり疲労困憊となる。で、工夫して、腹帯のようなものを巻いて、それに紐つけて下半身を持ち上げて散歩するようにした。それでも腕の力が相当いるが人間の腰は楽である。

 バドは、胃腸も頑健で、今も食欲が強いし頭もウチの爺さんより呆けていないから、こうしてうまく工夫して散歩させて、床ずれを起こさないよう管理していけばまだまだ生きるかもしれない。先に死んだ妹犬ロビンの分までも最後の最後まであきらめず面倒みて看取ってやりたいと思う。それにしてもラフラドル系の大型犬は、皆通常は12歳ぐらいが寿命で15歳まで生きて長寿と言われているのだから実に長生きだと飼い主さえ感心感嘆してしまう。ギネスブック級の長命ではあるが、昔から病気一つしたことがないので、動物病院にもカルテがなく、その証明が難しい。

 まあ、幸いにして、ウチは皆厳しい冬を乗り越えて今のところ全員無事に生きている。次は、今年の夏をどううまく乗り切るか、なのだ。