メディア・リテラシー考 ― 2013年08月05日 19時35分41秒
★msn産経新聞ニュースはあまりに右傾化している
世の中には何事にも敵意と悪意をもって臨む人がいる。その反面、融和と寛容をモットーとし全てに謙虚かつ温和な人もいる。そのどちらが人として正しいとか善だとは問題としない。ただ、もめごとや争いはどちらのほうが起こりやすいかは誰だって想像がつく。敵意と悪意の人である。最初から相手方に対して憎悪感のような気持ちで向き合えば、当然のこと向こうもカチンとくる。それはどちらが先かという問題ではない。対処するスタンスについて言っている。争いが起こるにはワケがある。
パソコンをウインドウズ8の入った機種に新しく変えてから、インターネットのトップページはmsnのそれとなってしまった。むろん自分でカスタマイズして好きなホームページを起動したとき最初に開くページにすることはできる。
ただ、そんなのどこでもかまわない、どうせざっとその日ごと入ってきたニュースをチェックする程度なのだからどこだって同じだと思っていた。しかし、このところのmsnのニュース、それは産経新聞の報道を元にしているものなのだが、あまりにひどいのでうんざりした。読んでいて吐き気がしてきそうだ。これではネット右翼の主張とほとんど変わらないと自分には思えた。
むろん報道というのは常に公平平等でなくたってかまわない。新聞各社それぞれの立ち位置、スタンスはあって然るべきだと信ずる。つまり体制寄りのそれと、反体制側のそれがなければ総体として正しいマスコミ、メディアとは呼べなくなってしまう。しかし、元々産経新聞というのは近年は大手数紙の中でも右翼的言質が目立ち、基本反体制、左翼側にいると自認する自分とはその考え方は全く相容れない。これはどちらが正しいという善悪の基準で言っていない。産経的考え方をも自分は容認するしときに評価する記事だってままある。
が、この新聞というか、ネットで読む、いや、嫌でも毎日目にしてしまう「msn産経新聞ニュース」とは、基本方針が強い嫌韓反中であり、原発容認、消費税増税そして「憲法改正」を早くしろとの大合唱である。そして安倍首相の登場回数もやたら多い。はっきり言って、だれが 見てもこのニュースは政府自民党の太鼓持ち、もしくは右翼的論者の巣窟といっても言い過ぎでないと思う。
そこでは近隣韓国中国は常に無法で愚かであり、北の非道は別格としても悪意をもって、在日の人の言葉を借りてさえ(向こうが)「異常に反日感情を煽り立ている」と報じている。その無法をゆるすなと説く。
まあ、報道というのは何を取材しどう報道するかは個々の記者と編集サイド、そして会社の権利であるのでそれもまた許される。しかし何より問題としたいのは、こうしたかなり偏向した報道姿勢のサイトが、もっとも利用者の多いパソコンOSのトップページにデフォルトとして、つまり基本設定として組み込まれていることだ。
はっきり言って知る限り、産経新聞を身近でとって毎日読んでいる人はいない。産経は今は右傾色強い一部の特殊な新聞であり一般紙ではないと思える。それは日刊赤旗だって同じだろう。それぞれの報道姿勢があり購読する人は限られる。それはそれで何ら問題ない。それぞれにとっての真実があり、報じるべき事実があるのだから。
その赤旗新聞がデフォルトとして、買ったパソコンのOSに最初から組み込まれていて使いだすとすぐ読むことになっていたらいかがなものか。問題だと騒がれるに違いない。左に偏って偏向報道だと。msn産経新聞ニュースはその例えと同じく、右への偏向が甚だしくこの会社とMsnが組むことは大きな問題だと思える。※それはどちらが真実を報じているかではない。自分は赤旗と東京新聞はその報道姿勢を高く評価している。メディア・リテラシーについてのことを書いている。
産経では、日本をダメにしている愚かな左翼マスコミとしてやたら朝日新聞、ときに毎日をも攻撃するような記事、論が載る。自分は今の朝日が左翼だなんて全く思わないが、朝日よりももっと左だとおそらく誰もが認める「東京新聞」を無視するのが良くわからない。部数も少ないから赤旗と同じく衆寡敵せずという気持ちなのだろうか。
右翼が悪、左翼が善、あるいは左翼は民主的だなんて簡単にくくれないことはもはや言うまでもない。しかし、右傾化した報道内容を無意識的に、パソコンを開くたび目にしていれば、紙の新聞やメディアを目にしない若者たちはいつの間にか右に偏向している産経新聞的意識、右翼思想に染まっていくだろう。それが怖い。
ネトウヨというのは、ネット右翼という意味なのだそうだが、何故にネットの世界では一般社会とはだいぶ隔絶して右翼的な発言がやたら目立つのかようやく少しわかった。。デフォルトとしてウインドウズのパソコンにmsn産経新聞ニュースが組み込まれている限り、こうした思想はごく自然に定着していく。
報道とはつまるところバランスなのである。各新聞社、報道機関ごとに恣意的に独自の姿勢でモノゴトを報道して何も問題はない。しかし、様々な報道機関があり、一つの事実に対しても多面的な見方、報じられ方があることを読み手は知り理解しなければならない。
いたずらに反感反中感情を煽り、改憲を鼓舞する報道機関は正しく社会の木鐸ではないと自分は考える。それは政府自民党の御用聞きであり、財界大企業のスピーカーでしかない。真実をできるだけ公平に報道するという報道の原点から逸脱している。
最初の喩に戻れば、近隣アジア諸国との間で双方のマスコミが互いに敵意と悪意をもって相手国を非難し愛国心を掻き立てるような報道に熱中すればやがては外国人排斥と暴動、さらには武力衝突、戦争へと向かうことは間違いない。先の大戦の前、日本の報道機関は統制され、新聞紙面は常に米国ら西欧列強を非難する言質で埋め尽くされた。産経よ、赤旗はともかくも東京新聞を見習えとは言わないが、国の立場に立つのではなく国民の立場でモノを言う新聞になってほしい。
世界は多様化している。他民族が同時代に狭い地球でひしめきあって生きている。愛国心とは自分の国だけ、自らの民族だけを愛することではないと信ずる。自分は日本が好きだ。深く愛している。それはそこに住む外国人もすべて含んでいる。友好的に付き合わなくてはならないのは欧米人だけではないはすだ。
世の中には何事にも敵意と悪意をもって臨む人がいる。その反面、融和と寛容をモットーとし全てに謙虚かつ温和な人もいる。そのどちらが人として正しいとか善だとは問題としない。ただ、もめごとや争いはどちらのほうが起こりやすいかは誰だって想像がつく。敵意と悪意の人である。最初から相手方に対して憎悪感のような気持ちで向き合えば、当然のこと向こうもカチンとくる。それはどちらが先かという問題ではない。対処するスタンスについて言っている。争いが起こるにはワケがある。
パソコンをウインドウズ8の入った機種に新しく変えてから、インターネットのトップページはmsnのそれとなってしまった。むろん自分でカスタマイズして好きなホームページを起動したとき最初に開くページにすることはできる。
ただ、そんなのどこでもかまわない、どうせざっとその日ごと入ってきたニュースをチェックする程度なのだからどこだって同じだと思っていた。しかし、このところのmsnのニュース、それは産経新聞の報道を元にしているものなのだが、あまりにひどいのでうんざりした。読んでいて吐き気がしてきそうだ。これではネット右翼の主張とほとんど変わらないと自分には思えた。
むろん報道というのは常に公平平等でなくたってかまわない。新聞各社それぞれの立ち位置、スタンスはあって然るべきだと信ずる。つまり体制寄りのそれと、反体制側のそれがなければ総体として正しいマスコミ、メディアとは呼べなくなってしまう。しかし、元々産経新聞というのは近年は大手数紙の中でも右翼的言質が目立ち、基本反体制、左翼側にいると自認する自分とはその考え方は全く相容れない。これはどちらが正しいという善悪の基準で言っていない。産経的考え方をも自分は容認するしときに評価する記事だってままある。
が、この新聞というか、ネットで読む、いや、嫌でも毎日目にしてしまう「msn産経新聞ニュース」とは、基本方針が強い嫌韓反中であり、原発容認、消費税増税そして「憲法改正」を早くしろとの大合唱である。そして安倍首相の登場回数もやたら多い。はっきり言って、だれが 見てもこのニュースは政府自民党の太鼓持ち、もしくは右翼的論者の巣窟といっても言い過ぎでないと思う。
そこでは近隣韓国中国は常に無法で愚かであり、北の非道は別格としても悪意をもって、在日の人の言葉を借りてさえ(向こうが)「異常に反日感情を煽り立ている」と報じている。その無法をゆるすなと説く。
まあ、報道というのは何を取材しどう報道するかは個々の記者と編集サイド、そして会社の権利であるのでそれもまた許される。しかし何より問題としたいのは、こうしたかなり偏向した報道姿勢のサイトが、もっとも利用者の多いパソコンOSのトップページにデフォルトとして、つまり基本設定として組み込まれていることだ。
はっきり言って知る限り、産経新聞を身近でとって毎日読んでいる人はいない。産経は今は右傾色強い一部の特殊な新聞であり一般紙ではないと思える。それは日刊赤旗だって同じだろう。それぞれの報道姿勢があり購読する人は限られる。それはそれで何ら問題ない。それぞれにとっての真実があり、報じるべき事実があるのだから。
その赤旗新聞がデフォルトとして、買ったパソコンのOSに最初から組み込まれていて使いだすとすぐ読むことになっていたらいかがなものか。問題だと騒がれるに違いない。左に偏って偏向報道だと。msn産経新聞ニュースはその例えと同じく、右への偏向が甚だしくこの会社とMsnが組むことは大きな問題だと思える。※それはどちらが真実を報じているかではない。自分は赤旗と東京新聞はその報道姿勢を高く評価している。メディア・リテラシーについてのことを書いている。
産経では、日本をダメにしている愚かな左翼マスコミとしてやたら朝日新聞、ときに毎日をも攻撃するような記事、論が載る。自分は今の朝日が左翼だなんて全く思わないが、朝日よりももっと左だとおそらく誰もが認める「東京新聞」を無視するのが良くわからない。部数も少ないから赤旗と同じく衆寡敵せずという気持ちなのだろうか。
右翼が悪、左翼が善、あるいは左翼は民主的だなんて簡単にくくれないことはもはや言うまでもない。しかし、右傾化した報道内容を無意識的に、パソコンを開くたび目にしていれば、紙の新聞やメディアを目にしない若者たちはいつの間にか右に偏向している産経新聞的意識、右翼思想に染まっていくだろう。それが怖い。
ネトウヨというのは、ネット右翼という意味なのだそうだが、何故にネットの世界では一般社会とはだいぶ隔絶して右翼的な発言がやたら目立つのかようやく少しわかった。。デフォルトとしてウインドウズのパソコンにmsn産経新聞ニュースが組み込まれている限り、こうした思想はごく自然に定着していく。
報道とはつまるところバランスなのである。各新聞社、報道機関ごとに恣意的に独自の姿勢でモノゴトを報道して何も問題はない。しかし、様々な報道機関があり、一つの事実に対しても多面的な見方、報じられ方があることを読み手は知り理解しなければならない。
いたずらに反感反中感情を煽り、改憲を鼓舞する報道機関は正しく社会の木鐸ではないと自分は考える。それは政府自民党の御用聞きであり、財界大企業のスピーカーでしかない。真実をできるだけ公平に報道するという報道の原点から逸脱している。
最初の喩に戻れば、近隣アジア諸国との間で双方のマスコミが互いに敵意と悪意をもって相手国を非難し愛国心を掻き立てるような報道に熱中すればやがては外国人排斥と暴動、さらには武力衝突、戦争へと向かうことは間違いない。先の大戦の前、日本の報道機関は統制され、新聞紙面は常に米国ら西欧列強を非難する言質で埋め尽くされた。産経よ、赤旗はともかくも東京新聞を見習えとは言わないが、国の立場に立つのではなく国民の立場でモノを言う新聞になってほしい。
世界は多様化している。他民族が同時代に狭い地球でひしめきあって生きている。愛国心とは自分の国だけ、自らの民族だけを愛することではないと信ずる。自分は日本が好きだ。深く愛している。それはそこに住む外国人もすべて含んでいる。友好的に付き合わなくてはならないのは欧米人だけではないはすだ。
最近のコメント