新しいうたと新たな歌の場をつくっていこう・追記2016年02月11日 22時36分50秒

ぼけまる氏の横でハーモニカを吹いた ※ペピータさん撮影
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 昨晩は久々に終電で帰って来た。かけこみ亭での月二回恒例の誰でも出られるライブ企画「かけこみ亭のゆる~くライブ」に参加してきた。
 いわゆる「オープンマイク」形式で、プロアマ問わず誰でも唄いたい人はいつ来ても2曲は歌えるという企画で、参加費も観客として来ても一切金はかからない。
 むろんそれではプロの人は来ないわけで、アマチュアの歌い手たちが、巧拙キャリア関係なくただ来た順に、唄いたい順に次々とうたっていく。
 以前ちょこっと覗いたことはあったかと思うが、友人から誘われて合わせてハーモニカ吹いたりするため以前から気になっていたこのユニークなライブに参加することができた。

 感想だけいえば、非常に面白く感心させられた。むろん音楽を始めて間もなく、ようやく人前で歌い始めた人もいれば、プロ並み、下手なプロよりテクニック的には上回るほど巧い人もいたりとまさに玉石混合である。しかし、聞き手と歌い手が同一であり、つまり皆が同列に同じく歌の場にいるという安心感からかそこには何一つ格差はなく、お金が関係しないこともあって、初参加初顔合わせの方たちとも実に自由に伸び伸びと皆で楽しく共に唄い共に聴くことができた。

 他所のオープンマイクに参加したり見学したことも多々あるが、じっさいどこか堅苦しく、何かオーディションに来たような雰囲気がどうしてもしてしまう。
 が、ここ、かけこみ亭のそれは、まさに「ゆる~くライブ♪」と銘打ってある通りそのままに、司会進行役も存在せず、一人2曲という括りだけの、知る限り今いちばんユルイ自由参加型ライブであった。
 きくところによると、数年前に店が経営危機となった際、集客に向けて考え出された企画だったらしいが、その誰でも、いきなりでも無料で参加できるというアイディアはヒットして、常連参加者も多々いるし、昨日も聞きつけて初めて来られた歌い手もいた。
 また、客として来て聴いているうちに、音楽などされたことがなかったのに、自らも曲をつくり唄い出したという人もいて、ああここに我が理想とするライブ環境があると意を強くした。

 このライブは月二回開催で、基本毎月第二第四水曜日やっている。ただ、唯一の問題は、平日夜ということもあって、開始時間が遅くなってきていて、昨日は8時頃からであった。いや、その時間に行っても始まらず、だらだらとリハ兼セッションのような感じで音出して、いつしか流れ解散ならぬ流れ開演となって一番最初に我が唄ってしまった。まあ、参加者の多くが地元近辺ということもある。ただ、遠方の人はそれでは長居は出来ないだろう。
 聴き手も皆さん我同様のアマチュアの歌好き、音楽好き仲間であり、緊張することも少なく失敗してもそれもまた味として受け入れてくれる環境は実に楽しくて久々に青梅線終電に間に合うギリギリ、12時過ぎまで店に居た次第。これから暖かくなれば自転車で行けば終電も気にせずにもっと遅くまで唄っていられる。

 このライブ、今年の夏には何と開催100回目の節目を迎えるので、記念に国立市の小ホールを借り切って、盛大に記念コンサートをやるそうだ。もう日時も確定している。今から実に楽しみでもし参加許されれば我もまたお手伝いの側でなく、出て唄ってみたい。