風薫る五月に誓う2017年05月01日 20時29分34秒

★一つ一つ成果を出していく。

 昨日の無頼庵「レコードコンサート」、無事に終わった。参加者は、残念ながら友人一人のみで、彼と二人、缶ビール飲みながら何十枚レコードをかけたことだろうか。久々に音楽三昧、アナログレコードを堪能した。

 予想では参加予定者はもう少しいて、その他にいつもたいがい飛び入り的に、ふらっと来る人もいるから、最低でも三人、もしくは5名程度は来られるかもと予想していた。
 しかし風邪ひいたので無理、という連絡もあったり、先に参加をほのめかすコメントをくれた人が来なかったりと、結局待てど他には誰も来ず、前回中止したときから楽しみにされていたその友人と二人、いちおう9時までやっていた。

 が、参加者が少なかったからといって全く失望していない。何しろこのところこのブログでも参加呼びかけは強くしていないし、他にメールなり、お誘いや告知は何もしていないのだから、そもそもこのイベント、ほぼ誰も知らないわけで、これは当然の結果なのである。
 何しろ父のことや我が体調もあって、前回もその前も直前になって中止、延期したりとこちらも果たしてほんとうにその日、開催できるのか何とも自信が持てないでいた。
 だから「呼びかけ」ももう一つ気が乗らないというか、どうか絶対来てくださいとは強く言えず、こちらが消極的ならば当然参加者も消極的結果に至るわけで、これではまず人は来ない。ごくしごく当たり前のことであった。

 ただ、我にとっては昨日は友とじっくりと話せて良かった。音楽のこともだが、それぞれ家庭のことや今後についてもあれこれ語らうことがたっぷりできて、実に有意義だった。
 彼も今、介護している老母を抱えて、我と同様苦闘中であり、ほぼ同世代ということもあって音楽の話も人生についても話が弾んだ。他に邪魔されずに親しい友来たりて、向き合い話すということこそ、古来より楽しいことだと記されているではないか。

 拙宅でこうしたイベントをこれまでも何回も続けている。中には何十人も来て頂き、ものすごく盛り上がった企画もあるけれど、そうした「盛況」と、我自身の満足度とは必ずしも一致しない。
 もちろん興行的成功は有難いことだが、我はひたすら裏方として、ただコマ鼠のように、料理提供したり仕えるだけだと、正直あまり楽しくはない。参加者が喜び堪能してくれたという「喜び」はあっても、何かもやもやとしたものが必ず残る。
 しかし、それが少人数であり、気心知れた人たちばかりであれば、当日イベント最中も個人的関係が結べるし、仕えるだけでなく我もまた「参加」できる。
 そして何よりも我が家でこうした企画を何故立てるかといえば、やはりそうして人を招くことにより、掃除や片付けを嫌でもしないとならず、結果としてそのスペースは片付いて綺麗になるわけで、そうした「イベント効果」こそ我にとって有難いことなのだ。
 世の中には、〆切がない限り、原稿を書かない人が多くいる。我は書くのはともかく、整理整頓能力は欠如した無能の人なので、そのかたづけられない症候群は、こうした他者を招くことでしか処置できない。
 むろんそれだって根本治療にはならず、とりあえずの「応急処置」に過ぎないわけだが、それでも前回もしたからだが、じょじょに少しづつでもこれでもモノは減ってきている。
 毎回イベントごとに大慌てで片づけせねばならないのだが、それにかける時間は少なくなってきている。ならばやはりこれからも無頼庵での企画は続けていくことが我にとって、我家にとって大切なことであると、今回、参加者は少なかったが、大いに満足、得心できた。
 
 さあこれで、今日から月も替わり、風薫る五月となった。
 今日も午前中は晴れて陽射しの下では汗ばむほどの陽気となったが、午後からは一転曇って雨もぱらつき、冷たい風も吹きうすら寒くなった。都心の方では雷、豪雨となったらしい。
 まあ、それでも冬は終わり、春が来てこれから初夏へと季節は移ろっていく。現国会、共謀罪という稀代の悪法をめぐって政治状況は何とも憂鬱であり、我も何かできることをせねばと気持ちは焦る。
 しかし、父とのこの生活をまず維持し軌道に乗せて、そこにこうした拙宅でのイベントや、ライブ企画や我が音楽活動もまた再開させて、音楽など「芸術活動」を通して、我ができることを再開していきたいと考えている。
 今月も月末に、拙宅でのイベントをとりあえず企画している。時間もないことで、次回は「音楽に関連する映画」を流すイベントを考えている。様々なミュージックビデオ、珍しいライブ映像など、我が録りためたものも含めて、それをサカナに飲食いできたらと考えている。
 詳しいことはまたこのブログでまずおしらせします。また、その先の予定などもできるだけ先まで決めて早めに宣伝告知していきたいと思っている。
 幸い、今は父の容態が安定している。先のことは何とも定かではないが、ようやく今ならまた腰据えて、我が事、マスダワークスに取り組めるのではないかと思えてきました。
 乞うご期待! と言っておきたい。