与えられた命尽きる日まで2018年01月25日 14時23分53秒

★その「生」を全うしていく、させていく。

 つくづく思う。死に行くとき、誰もが不安で恐ろしくてならないのだと。

 実は、拙宅の二匹の犬のうち甲斐犬のおトラさんが、この冬、年明けから急に弱って来てしまい、もうほとんど歩けなくなってしまった。
 問題の父は、施設に預けることが多くなって行ってる間は、我は手が空き自分のことも腰据えてできるはずなのだが、父に代わって犬が昼夜問わず鳴いて騒ぎその都度、抱き上げて用便させたりと面倒な事態になってきた。
 大雪の日、降りしきる雪で走るのも苦労する中、車で拝島の動物病院へ連れて行ったのだが、血液検査や触診ではどこか特に悪いところがあるわけではなく、高齢のためこの寒さもあって一気に衰弱してきたという診断であった。呆けも出て来ていると言う。
 できることも特になく、今は出してもらった漢方の錠剤を朝晩二種類一粒づつ飲ませて、暖かく柔らかい栄養ある食餌を与え、室内で毛布巻いて暖かくして過ごしている。それでも昨晩など一時間半おきに鳴いて騒いでいるようなので、その都度抱きかかえて道に出し小便などさせたり簡単な散歩させたりと、そんなことを朝まで何回もやっていたので、
飼い主としては睡眠不足と疲労でバテ気味である。
 おトラさんも犬のショートステイに預けたいと思うほどだが、まあ縁あってウチに来た犬だから最後の日まで面倒みないとならないと覚悟を決めた。