続々イベント自粛、中止の流れの中で2020年02月24日 18時20分12秒

★非常時!である。ああ困った。自衛・ご自愛の上、どうかライブにお越しください!

 まだマスコミも政府も事態を深刻にとらえていないようだが、この新型コロナウィルスの世界的流行、これはまさに国家的、いや地球規模での世界的大事件、大災害である。
 今まで、日本では、震災などの突発的大災害には度々遭遇してきたが、今回の件は、じわじわと日本全国いたるところで発症、蔓延していくという、これまで我々が経験したことのないまさに未曽有の事態であり、今もだが、対応対策が後手後手でまったく追いついていない。

 感染源がわからない患者が連日次々全国で発表されているということは、その陰には何倍、何十倍ものまだ未確認の感染者がいることも推測されるわけで、もはや入国者に対しての水際対策よりも感染者と疑わしき病人は、一刻も早く検査し、判明すれば即刻隔離入院できる体制が求められている。
 が、政府の対応は遅く、熱が出てもしばらく様子見て、重症化したらまず保健所等に連絡して指示をあおげと、のんびりしたことを言っている。そしてそこから検査していたのでは、さらなる感染も含めて全てが遅く、「手遅れ」であることは誰だって想像がつく。

 そして政府は、人が大勢集まるイベントに関して、自粛・中止とは、はっきり要請はしないまでも、国民には不要不急の外出は控えるように、と含みを持たせ、あくまでも各自治体、主催者の自己判断、自己責任に丸投げしている。
 そんなだから、感染者は日増しに拡大して、この天皇誕生日の連休も行楽地のみならず都心の繁華街すら人出が少ないと先ほどテレビでは報じていた。
 
 先日、ライブハウスを経営している方とお話する機会があったのだが、やはりこの新型ウィルスの流行で、はっきり客数は落ちているとのことであった。
 確かに狭い地下空間のような場所で、音楽であろうとなからろうと数時間大勢の人と同時に過ごすということは、間違いなく感染のリスクの中に身を置くということであり、未だ終息傾向の目途もまったく見えていない現在、人はよほどの強い要求や理由がない限り、そうした人が大勢集まる場には出向かない。その気持ちはよく理解できる。

 が、イベントを開催する側とすれば、それだからといって、「中止」するということは、宣伝や準備をしてきたことの損失だけでなく、店の経営、運営に関わる者や出演者の経済的問題等、まさにそれぞれ皆の死活問題に直結して来る。
 それは、観客側だけの意識の問題でもなく、出る側もまた同様にその危険の中に身を置くわけなのだから、やはり自ら体調に不安を覚える方、家族に病人等おられる方は、そのライブに出ること自体に躊躇いを覚える人も出て来る。

 今回、3月の回の「月刊・共謀」でのコンサートには、北海道札幌から、ゲストとしてお呼びする方が既に早くから決まって期待していたのだが、本日午前に、出演辞退するとの連絡が届いた。
 持病も抱えているとのこととウィルスが猛威をふるっている最中の北海道からである。今日までならば、宿、飛行機ともキャンセル料がかからない期限とのことで申し訳ないが、と恐縮されていた。
 確かに今、急速に感染者が増加していると報じられている北海道からであるから、この先々のことを考えると賢明な判断かもしれない。じっさい、飛行機の本数も制限されるとの報もあるようだ。
 あと一か月先の時点で、果たしてどれほどこの新型ウィルス騒動が終息、あるいは拡大しているかは、神のみぞ知ることで、現況を見る限り、収まっていることはまずありえないだろう。ならば仕方あるまい。

 世の中はどんどん悪くなっていくし、予測のつかない思い通りにならないことばかり起こるが、(だからこそ)ともかく「その中」で「今」できることをやっていくしかない。
 そう、もうどこへも「避難」できる場所はない。フクシマからできるだけ遠くの地に移住した人たちも大勢いたが。今回はそうはいかない。この国で、この場所で、今できることをやっていく。
 
 神様!!この国をお守りください。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://masdart.asablo.jp/blog/2020/02/24/9217374/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。