先日の「検査」の結果などの報告2012年10月24日 22時31分26秒

★体質改善=人生改善

 それにしても寒くなった。つい一月前までは猛暑に喘ぎ、このまま永遠に暑さが続くかと思えたのに、今では冬支度が忙しく上着だけでなくストーブなど暖房が恋しくなっている。季節だけはきちんと帳尻を合わせようとしている。

 さて、いつまでも旅の寂寥と満足にひたってはいられない。秋は秋で忙しいし冬の準備もあるし、このままなし崩し的に何もせずに1年を終わらせるわけにはいかない。

 先だっての内視鏡や腹部のエコーの検査結果を聞きに、今日は病院に行ってきた。母もかかる用事があったので一石二鳥である。で、その結果なのだが・・・・。

 幸いにして特に急の治療や処置を要する箇所はなかった。ミニドックの結果も中性脂肪だけ除けば良好であった。ただ、再度血液をとられて再検査となったが。
 自分が不調を感じていた胃のもたれ、鈍い痛み、不快感であるが、胃カメラに拠ると、医者は断言したわけではないが食道炎と胃炎からのようで、とりあえず胃薬を一月分出してもらった。また、胃の中の盛り上がっていたところはイボであり、生体検査も悪性のものではなかった。
 ただ、エコーには肝臓が白く映っていて、それは脂肪肝であり、今は問題なくともやがては肝硬変や肝臓がんになる可能性が高いので甘いもの、アルコールは控えるようにとの指示が出た。

 個人的には最近は以前のように、家では酒は呑んでいないし、せいぜい外で付き合いの席や何か特別な時だけにしているのにやや釈然としない気もするがそれはそれでかまわない。願うところだ。
 このところ家にいて、母と三時のおやつと称して夕方頃、つい和菓子など食べてしまう習慣もあったのでそちらも大きいのかと思える。基本的に甘いものは好きでなく、食べなくても困らないのだが歳とると何となくそうしたお茶請けを口にしてしまうのである。

 まあそれはともかく、決して完全な健康体ではなかったが、大きな異常、異変はみつからなかったので安堵している。ただ、体重ももう少し落とさないとならないし、肝臓をいたわり今までほったらかしにしてきたこの体もメンテナンスしていかないとならない。今ここでうまく調整できれば60代をこともなく越えることができ、本当の老人になれるだろう。
 だが、意外に多くの人がそれに失敗して、50代から60代半ばで病死している。還暦の頃が人生の一山、難事なのかと考える。その山を乗りきることができるかどうか。若いときからの肉体から老人のそれへとうまく移行できるか。

 今50代半ばにして今回の検査をうけてそうしたことを考えた。体調を改善するにはまず体質改善であるし、それは生活習慣の改善、ひいては人生のそのものの改善につながっていく。
 妻や子やら仲不仲はともかくも多くの身内を持つ者は老いて体調を崩してもとりあえず安心であろう。誰かしら身内がとりはからって世話なり手配してくるかと思う。だが、一人者の老後はそれは期待できない。ならば自らもっとしっかり自己管理してそのときに備えなくてはならないのである。その覚悟はよいか。汝の薪をたくわえ冬に備えよ、である。