今日から春三月、一気に春めいて2013年03月01日 21時20分07秒

★胸の振り子が鳴る日に

 今日も暖かかった。冬は2月と共に去ったかと思えるほどに。
 でも暖かさのせいなのか朝から妙な気分でちょっと困惑してしまった。焦り苛立つという負の気分とは違い、やや不安感のような興奮気味の、何かが起こりそうな胸騒ぎ、胸の疼きが朝から強くてこんなことは初めてである。ドキドキわくわくするような旨の高まりで何か落ち着かない。

 今日は飯田橋のギンレイホールに、映画二本立てを観に行く予定でいた。本日までで上映が変わるので今日行かないとならない。昼前には家を出る予定だった。が、そんな気分なので、何か虫の知らせかとも思い、地震や事故でも出かけている間に起きるのではないかとも考えて結局出かけるのはやめにしてしまった。
 ただ単に暖かくなり季節も月も変わり胸が昂まっただけだったのか。そしてこれが「胸の振り子が鳴る」ということなのかと気がついた。

 自分はリアルタイムで聴いていないが、戦後の流行歌に「胸の振り子」という佳曲がある。天才、服部良一とサトウ八チローによる、歌謡曲の枠を超えたまさに名曲中の名曲である。
 ただ、さほど大きくヒットしなかったようで、親たちは知らなかった。しかし今では多くのアーチストにカヴァーされてスタンダードとなっているからご存知の方も多いかとおもう。多くの歌手に歌われているがやはり一番はオリジナルの霧島昇のクロスビーばりの端正なクルーナーであろう。

歌手:霧島昇
作詞:サトウハチロー
作曲:服部良一

やなぎにつばめは あなたにわたし
胸の振り子が鳴る鳴る 朝から今日も

何も言わずに 二人きりで
空を眺めりゃ 何か燃えて

やなぎにつばめは あなたにわたし
胸の振り子が鳴る鳴る 朝から今日も

たばこの煙も もつれるおもい
胸の振り子がつぶやく やさしきその名

君のあかるい 笑顔うかべ
暗いこの世の つらさ忘れ

たばこの煙も もつれるおもい
胸の振り子がつぶやく やさしきその名

 結局、何も起きなかったが、おき飼ったことがきっと良いことだったのだと思うしかない。このところちょっと疲れ気味でまた体調崩しそうだっので今日は出かけないで良かった気もしている。明日も古川豪さんたちのライブがあるわけだし。
 胸の振り子の音に耳を澄ますことも大切なのだと気がついた。.

ぜひ古川豪さんのライブへ2013年03月01日 23時11分58秒

京都の自宅で愛用のバンジョー
★本日、古川豪さんのライブが国分寺ギーであります。
2013-03-02 (土)
live
「豪さん、律さん」 古川豪(vo,banjo,g) 村上律(vo,banjo,g) 館野公一(vo,madolin,g)
19:00  ¥2000+ドリンクオーダー


70年中津川フォークジャンボリーに出演以来今日まで長い年月にわたり活動を続ける古川と村上律に、語り歌の館野公一が加わってのフォークスペシャル!