季節の変わり目こそが難しい2014年03月20日 18時30分58秒

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 今日は朝から雨、肌寒い。一日弱い雨がしとしと降っている。どこからともなく沈丁花の匂いがしている。

 一昨日だったか、東京では春一番が吹き荒れ、気温も20度を超すバカ陽気となった。ようやくこれで冬が終わり季節も本当に春へ移り変わったと喜んだが、また今日は気温が低く体がその変化についていかない。北国ではまた雪、冬の嵐が吹き荒れている。

 それで気づいたことは、急に妙に暖かい、暑いぐらいの日がくると体がだるくて衣類もまとわりつくようで何か心身ともに気持ちわるい。気分もイライラした。つまりまだすべてが冬仕様で、寒いのに慣れて生きていたところに突然夏のような日が来ればすべてに対応がとれないのだ。

 願わくば登山でもそうだが、じょじょに高度を上げていくように、気温も緩やかに暖かくなってほしいが、天候や季節はそんなに人にやさしくない。いきなり暖かくなり、また寒くなるという繰り返しとなろう。すべてが極端から極端へ、政治も天候もしかり。
 じっさい、今日の気温ぐらいが自分には適している。今気温は室内で10数度。暖房もいらないしやや薄ら寒いぐらいが快適だ。
 厳寒期に比べれば今日でも暖かく過ごしやすいぐらいだが、いったん暖かい日があると十度以下だと寒くてたまらなくなる。人間は勝手なものなのである。
 
 先日のMT車の運転ではないが、すべては動き出してその状態が続けば楽なのだ。暑いなら暑い、寒いなら寒いで、ずっとその温度のままなら体も慣れるし対応もできる。アラスカやインドやエジプトのように。ところがこの国は四季があり、面倒なことに暑さ寒さは毎年繰り返す。一番暑いときと寒いときではここ東京でも実に約40度もの寒暖の差がある。そのためのクッションが春と秋というわけだが、それが気温の差が日々大きく意外にツライ。まさに三寒四温で、寒かったり暑かったりと体は弄ばれてしまう。

 MT車も高速の中だけ走っているわけにもいかない。街中で、坂道で停まったりスピード落としたり、その都度クラッチを切りギアを変えてスピードに合わせて調整しないとエンストを起こす。人もまったく同じだと気づく。
 面倒だが、それがマニュアル車であり、人もマニュアル、つまり手動でうまく生きて行かねばならない。まあ、一年中温度も湿度もエアコンで調整された快適な施設の中で暮らしている人もいよう。だが、それでは季節がわからない。外の天気さえもよくわからない。
 やはり暑い時には暑さにうんざりし、寒い時には凍えて耐え忍ぶ、そうして四季のある国で季節を感じて人は生きていくのが道理なのだと諦めるしかない。
 と書きつつも自分の家人も含めてこの季節体調を崩している人がたくさんいる。皆さん、無理せずご自愛ください。ここを乗り切れば穏やかで爽やかな季節がすぐそこまで来ていると。