何をどう書くべきか2011年03月10日 23時35分44秒

★良いときもあればまた悪いときも・・・

 手術からちょうど一週間。思っていたより早く口から食事が摂れるようにはなったのだけれど、じっさいのところほとんどまだ食べられていない。昨日からお粥に野菜など柔らかく煮た副菜やデザートも出されるようになった。が・・・
 一進一退というわけでもなく、容態がまた悪化したのでもないのだけれど、昨日から下痢、軟便が続いていて当人も元気がない。昨日も今日もそんな調子で拙ブログでどうお知らせしたものか、書きあぐねていた。

 傍からすれば、手術も成功し、腸がつかえていた傷害も取り除かれたし、鼻からのチューブもとれて久々一ヶ月ぶりの口からの食事なのだからもっと有難くしっかり食べられると思うのに、当人は、何か味がしないとか、変だとか言ってほとんど残している。まだ点滴も太腿の血管から入れているから別に全部食べなくても問題はないはずだし、医師も半分程度でもかまわないと言っているようだが、周囲としては気にかかる。しっかり食べて欲しいと気もはやる。

 まあ、大手術後で体調も戻っていないこともあるし、何しろ一ヶ月以上全く口から食べていなかったのだから味覚も戻るまで時間かかるのかと思えなくもない。何にせよ焦ったり慌てたり急ぐことはないのだと戒めた。下痢だって、溜まっていた一月前の宿便が腸が繋がったから出ているのである。それは良いことだと考えよう。
 こちら側としては早くパクパク食べられるようになって体力戻して一日も早く退院させたいと思いはつのるが、一時の重篤状態を思い返せば、ここまで回復しただけでも御の字であり、無理して食べさせなくてもまだ良いしこれも仕方ないと気持ちを静めた。

 ともかく一日一日、焦ることなくゆっくりとでいい、患者当人だけでなく自らも丁寧にしっかり生きていこうと思いなおした。自分はせっかちなもので、つい何でも先を急ぐ。焦ることなく足元確かにであった。寒い日があっても季節は間違いなく春へ向かっている。