ブックカフェ 「無頼庵」日録～あなたと本と音楽を

★復興の地に新しい五月の風が吹く。

　今日8日、今朝方8時半、無事に福島県いわきから高速バスで東京の自宅に帰った。いわき復興の音楽イベントに二日間参加してきた。

　体の疲れは極限、レベル7クラスまで達しているが、気持ちはさらにその上を行くほど昂揚している。いけて良かった。知る限り最良最高のイベントだった。企画し誘ってくれた平井正也君に心から感謝している。

　大阪春一番に自分が中途で締め出されたからこそ、こちらいわきのコンサートに行けたことを思うと、実に不思議なめぐり合わせというべきか、これもまた神の采配だとも思える。行きたくても行けなかった海岸沿いの被災地に立ち惨状をこの目に焼き付けられたし、復興の現状も知ることが出来た。

　そして全国から集まった大勢の素晴らしいミュージシャンや音楽ファン、スタッフたちと今回新たに知り合うことが出来た。みんなやさしく誠実かつ寛容で彼らに救われた思いがした。自分では大したことはないと思っていたのだが、大阪で痛めつけられやはり鬱々としていた心の傷が癒された。改めて思った。音楽は素晴らしい。

　大阪以来の慢性的睡眠不足と、極度の疲労蓄積でまたギックリ痛になりそうなのでいったん少し寝てこれから当分の間、コンサートの模様と被災地のレポートをアップさせていきたい。