東北・関東大地震2011年03月11日 23時57分56秒

★こちらはほとんど被害はなかったが。

 大変なことが起きた。本日午後、かなり強い揺れがあり、幸い我家は改築したばかりであり、内陸部でもあったので、二階の積み重ねた本の山が崩れた程度で、ほとんど被害というほどの被害は幸い何もなかった。
 東京多摩地区はたぶんそんな具合で、のほほんとこの地震は久々やや大きかったが大したことなかったと気軽に考えていたのだが、どうやら東北、宮城県辺りでは津波も含めて阪神大震災に匹敵する壊滅的被害があったようだ。事態が報道され今暗澹たる気持ちになった。
 卑小にも思うは、電車はずっと今も全く動いていないし、都心部の勤め人は帰宅にさぞ苦労しているかと思うが、自らは家にいて、電気も水道も食事も変わらずただテレビでその災害の度合いを目にして我が身の幸運に安堵するばかりである。ついていたと思うのはバチアタリか。

 実は午前中、庭のイチョウの木の枝下ろしをやっていて、今日はその最終段階で、高所約20m近くの木のてっぺんに登っていた。丈を詰めるため、切れないノコギリで、安全帯もなしにゆらゆらと二階の屋根がはるか真下に見える位置で必死に幹に片手でしがみつき片手で木の幹を切っていた。
 子供の頃から木に登って遊び、木登りで怖いとか思ったことがない自分だったが、今日は何故か下を見たら足が震え、落ちたら間違いなく死ぬと思い震えが止まらなかった。こんな気持ちは初めてだった。
 そしてそれを終えて午後の地震である。断言するが、木のてっぺんにいてあの揺れをくらったら間違いなく落ちていたと思う。まさに危機一髪、午前に終わらせ木から降り室内にいたから助かった。改めて自分の運の良さを噛み締めた。ほんと運が良かったのだ。あの怖さは予知から来たものだったのかもしれない。

 今回の地震、まだ被害も含めて全貌がわからない。運よく何も被害がなかった者がとやかく言えるとは思わないが、ある意味、こんな地震は地震大国日本には想定のうちであったはずであり、これで被害があるのは政治の責任ではないかと思える。
 もちろん自分も含めて来るとは予想も想定もしていない。しかし、このところ世界中の天変地異を思えば来るべきものがついにこちらに来たと長期的には半ば予想内のことではなかったのか。政権死守のため下らない政治抗争に政治家たちがうつつを抜かしているうちに、世界、地球は目まくるしく動き変わっていく。政治が社会や世界の動きについて行っていないと思うのは自分だけか。慎太郎の臆面なく都知事選出馬会見に合わせて地震が起きたのはまさに何かの符丁ではないのか。

 まあ、関西の友人からも早くもメールで地震見舞いのメールが届いている。思いは沢山あるが、こちらは全く無事である。ただ、都内の高層マンションに住む友人、それに千葉の親戚からの連絡ではモノが倒れ落ちたり瓦が落下したりとかなりの被害があったとのこと。

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