ブックカフェ 「無頼庵」日録～あなたと本と音楽を

★４月も半ばとなっての近況など

　このところ節電効果というわけではないが、老人力が高まってきたのか朝が早く、従って夜起きていられない。
　晩飯を喰って、10時過ぎると眠くなり、11時過ぎるともう深夜という気持ちになる。よってブログも朝書かないと夜は眠くて書けなくなる。以前は、親たちを寝かしつけてからようやく自分の時間が持て、それから２時３時頃までパソコンに向かったり書きものをしていたが、今では零時が限界で、とても起きていられない。

　朝はたいがい6時かその前には起きてしまい、もう少し寝ていたいと思うのだが、二度寝すると必ず寝坊し8時、9時となるので、ベッドから出てしまう。幸いこのところ早朝も明るく、暖かくなったので、朝からでも何らかの作業はできるので、パソコンにも向かえるので助かっている。

　退院後の母の容態だが、おかげさまで食欲もほぼ元通りに、食べれる量も病気する以前に戻った。食べるとすぐ便意をもよおし、下痢気味なのは相変わらずだが、少しは体重も戻ってきたので、体力もついてくるだろうし、ガンの進行の不安はなくもないが、今はともかく一安心している。
　季節もようやく暖かく、昼間は汗ばむほどの陽気だし、庭先の桃の花も線路は他の菜の花も満開で、この春を迎えられたこと、生あることを今家族中で味わっている。すべてに感謝している。

　生きていくことは辛いことや面倒なこと、哀しいことなど大変なことが多々あるが、それを上回る分の良いことも必ずあるし、今はなくとも来ると信じて一日一日、ひとつひとつのことを丁寧に慈しみ生きていきたいと思う。

　この世に永遠のもの、絶対のことは何一つないし、一寸先は闇とさえ言えなくもないが、先のこと、未来のことは誰もわからないからこそ面白いし、ならばこそ毎日日々しっかり一期一会の気持ちで生きていかねばならない。
　まさに、明日ありと思う心の仇桜、夜半に嵐の吹かぬものかは、であろう。

　朝が来て目覚めて感謝し、夜眠る前に一日がともかく無事に終わったことに感謝している。このところ父母の病院通いや食事の世話、介助に時間をとられてほとんど何も自分のことはできないでいるが、間もなくデイケアも始まるしやがてはヘルパーさんも来てくれることになっているので、もう少しの辛抱だと思う。生きているだけで有り難いのだから愚痴をこぼしたらバチが当る。ともかくこの生活の中でどううまく時間を作ってやるべきことをこなしていくかだ。