台風一過、なのに寒い!2011年07月22日 20時58分42秒

★ようやく妹も帰って今日は一日爆睡す

 台風一過、天気晴朗なれど風強し。
 今日は朝からからっと晴れたが、なぜか陽射しがあっても気温が低く、湿度もなく爽やかで北からの風が吹いていた。まるで長野の高原か北海道にいるようで最高の心地がした。あたかも秋風が吹く感じである。猛暑もここで一休みということか。

 妹は昼過ぎの飛行機に乗るため朝からまたお土産を抱えて帰っていった。車で駅まで送って父が改札まで見送った。
 これで今年は四回も実家に帰省しているのだから、もう当分来ることはないはずだし、もしまた来るときは不慮の事態が起きるときであろう。
頻繁に来たということはそれだけ今年は大変な事態が続いていたのだ。しばらく来ないこと、実家に来る用事がないほうが安心安泰ということだ。何しろ飛行機代も含めると毎回5、6万は軽く出るのだ。果たして次に会うときはいつとなるか。

 そんなこんなでつい昨晩は妹と二人で親たちを寝させたあと話し込み酒を呑みすぎて今日は二日酔い気味となった。朝も寝坊して、妹が帰るからと起こされて、見送った後、また窓を開けてひんやりした風に吹かれながらうつらうつらした。
 昼飯も食べず午後遅く起きてからは洗濯物をすすいで干して夕方からまたさらに少し眠った。前にも書いたが、妹が来ると家事とか楽できるものの、この家を出て四半世紀、もはや他人でもあるから考え方も違ってしまって世間の目であれこれ意見してくるからこちらは疲れてしまう。時にぶつかりイライラもする。それは妹も同じで、母が口やかましくあれこれ子を心配し口出すから妹も切れてしまう。やはり老人と共に暮らすことは大変なことで、イラつくのは自分だけではないし仕方ないことだと確認できた。

 思うに親子兄弟姉妹といえど血が繋がっていようとも別人格であり、他人なのである。赤の他人ではないが、他者であり、カップルとなったばかりの恋人同士なら始終24時間いちゃいちゃとべたべたくっついていたいと思うだろうし一緒にいられるだろうが、やがては離れていく。
 結婚し家庭を築くということは生活を共にし時間を共有することなのだから夫婦であろうと親子、兄妹であろうとそれはなかなか難しい。関係をできるだけ長持ちさせるコツはできるだけ距離を置き別々の時間をそれぞれが持つことだと言われる。

 自分は結婚したことはないが、一時的なら女とも男とも共同生活をしたことがある。最初は新鮮で楽しくうまくやっていけても数か月するとしだいに飽きてうんざもりして半年もするとときに険悪な雰囲気にさえなってしまう。
 ならばやはり大変でも一人の方が気楽だし身勝手な自分は時間を好きなだけ自由に使える。人の使命とはまずは結婚して子孫を残していくことだとこのところ考えもするが、つまるところそれができなかったのは、身勝手な自分にはその資格もそれをする意志もなかったからかと改めて気づく。といっても親たちが逝った後に一人でこの家で一人で生きて死んでいく覚悟も認識もまだできていないのだが。

 それにしても夜になると寒いぐらい冷え込む。実は冷えて風邪気味なのか今日は喉に違和感があり呑みこむと痛い。母は一日寒い寒いと騒いでいるし、今晩は彼らも風邪ひかせないよう暖かくして寝かせないと。