戦時に安全安心な「後方支援」なんてないだろうが!2015年05月28日 21時12分11秒

★世界の平和のためなら死を覚悟しろと言え! アクセスランキング: 220位

 詭弁とか二枚舌とか言う以前に、安倍首相の国会答弁を聞いてつくづく情けなく呆れ果ててしまう。果たしてこんな理屈を大の大人が、それも国の長が臆面なく口にして平気でいられるのか。頭が悪いとか以前に本当にこの男を首相として抱く日本人として恥ずかしい。

 問題の集団的自衛権行使のための安保法制法案の審議が始まった。首相の答弁を聞いて呆れ果てた。詭弁とか屁理屈という次元でははない。
 要するに、どんな状況でも現場の判断で、危険に遭わないようするので、絶対安全を繰り返すばかりで、じっさいの危険性にはまさにふれず、とにもかくにもアメリカとの約束を果たすため夏までにこの法案を通してしまおうと必死になって支離滅裂な根拠のない安全論をひたすら通し続けている。
 こんなバカな屁理屈で、国民を騙し納得させられると思っているとしたらずいぶん日本人も舐められたものだと嘆息する。だいいち実際の戦闘行為、紛争が起きたときに、安全安心を第一に現場にいられたり安全な場所へと即避難や撤退できるものだろうか。
 後方支援だとこちらは思っていても向こうは攻撃してくるし、攻撃されたら攻撃し返す、それが戦争の原理原則であろう。じっさい外地の戦闘事態時に、敵は日本は後方支援だから攻撃しないということはあり得ない。、そうした覚悟と準備がないのならこうした「法案」は出すべきでない。それこそ憲法九条を錦の御旗にして専守防衛に徹していれば良いだけの話ではないか。

 どうして正々堂々と、積極的平和主義を遂行するため、世界の安定平和のためにも自衛隊員の死をも覚悟して戦闘行為に臨むと言えないのであろうか。昨今の日本人ならそれこそ、よくぞ言った、男らしいとネトウヨ率先して支持率も上がるかもしれないのに。
 平和の党を標榜していた公明党もよくもこんな屁理屈に追従できるものだ。この党および宗教団体の平和理念とはこの程度のものか。敬愛する会長の意見が聞きたい。

 外地でも戦闘行為には巻き込まれはしない、自衛隊員は殺されない、絶対安全安心ですからこの法案を通してくださいとは、嘘と欺瞞そのものであり、真の危険性をひた隠しにしてまさに国民を欺く、卑劣卑怯の極みではないのか。
 もし、近い未来に、アメリカの要請で海外派兵した自衛隊が襲撃され戦闘行為が起き、隊員が殺され日本も紛争当事国となったとき、この男は今の発言に責任がとれるのか。この卑怯卑劣な男のことだ。毎度の早口でまくしたてたことなど素知らぬどこ吹く風であろう。

 この男に歴史のページをめくる資格はないし、絶対に任せてはならない。真に危険なのは、こうした嘘と欺瞞で現政権は、この国を新たな危険な段階へ、戦争国家へと戦後70年目にして再び一気に戻そうとしていることだ。
 これはもはや自公政権による政治的クーデターだと思う。国会では数の力で最終的には強行採決して成立させるつもりであろうが、60年安保の時のように国民的総反対の意志を示して、この暴走を阻止すべく国民一人一人が声を上げていくしかない。

 繰り返す。平和のための戦争なんてないしありえない。自衛隊員も含めて国民にはその覚悟もできていない。だのに何故そんなに急ぐ。オバマと約束して来て良い顔したいだけか。戦争のリスクを語れ!どうして国民に正直に向き合わない安倍晋三!!!

コメント

_ モジロー ― 2015/05/29 22時35分31秒

アベを支持している人は子や孫に戦場に行かせても平気なんだろうか。それとも自分自身が戦場に行く覚悟があるんだろうか。それほどの悪法なんだってことを周囲にていねいに知らせていこう。まだ時間はある。いま日本の国は歴史の大きな転換点の渦中にある。

_ ネトウヨさん ― 2016/03/23 21時08分17秒

いい記事ですね。どちらかと言えば安倍さんに好意的な僕も納得しました。

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