あたしの夏は明日も続く2017年07月24日 22時37分23秒

★さすがに疲れが出たこの週末

 ブログ書くのはちっとも苦ではないし、いつもはいくらでもだらだら書ける。書かないときの方が書いた時より気持ちは落ち着かず苦しく落ち着かない。
 しかし、本当に疲れているときは、倦怠のあまり眠くてパソコン開いても書きたくてもきちんとしたことは何も書けないから、断念するしかない。
 そう、先月末からのみ亭やっちゃんの容態もあり、何か気持ちも落ち着かず、その後、訃報を受けて町屋まで二度にわたり出向き、さらに追悼ライブ、そしてのみ亭の片付け、本運び出し、それからウチにその本は下ろしてから山梨へと、やたら出かけることが続き、気がけば今月も終わりに近づき、毎日汗かきながら慌ただしくいつしか日々過ぎて行く。

 昨日は久しぶりに曇り、弱い雨も断続的に降って、少しだけ気温も下がり、出かけない日だったので時間見つけては昼寝してしまった。
 今日も曇りがちだが、湿度が高くともかく蒸し暑い。この暑さの中、この夏まだまだやるべきことが目白押しだ。のみ亭の片付けもまだ終わらない。
 石川セリの映画『八月の濡れた砂』の主題歌ではないが、私の夏は明日も続く、という気分でいる。

 このところ拙ブログ、コメントは相変わらずほぼ皆無だけど、やたらアクセス数は高くなって、以前は常時百位前後で留まっていたのが、このところ60台から70台に上がって来てしまいやや困惑している。
 それだけ多くの人が読んで頂いているとは信じがたいし、ならばもっと目に見える反応があってしかるべきなわけで、書き手としては嬉しくなくはないが、何とも落ち着かない気持ちでいる。

 のみ亭の件もまだもうしばらく最終決着まで時間かかると思うし、我としては、最後の最後のゴミ出しまで関わっていくことになると思うので、またおいおい状況は報告してゆきたい。
 繰り返すが、ほんとうに誰かこのまま「のみ亭」を継いで新たに二代目店主を名乗り出てくれる方がいないものかと今も切望している。じっさい、1から補償金払ってお店を新たにやるより絶対安く以前のお客を引き継いで経営できるのだからこんなウマい物件はないと思う。駅からも近いし家賃も前と同じままで安く引き継げるのではないだろうか。

 まあ、こんなブログで募集載せてもそれで心動かされる人がいるとも思わない。しかし、何かが終わるのは不可抗力のものだとしても、人は最後までとことん諦めずに手を尽くすべきだと思うので、もし誰か偶然目にするなり、人伝てに訊いて名乗り出てはくれないかと期待して繰り返し書いている。

 人も店も物も、形あるモノはやがては消えてなくなる。終わりの日を迎える。その日は必ず来る。しかし、だからこそそのことを何とかできないものか、少しでも先延ばしできないもかと誰もが腐心する。頭を悩ます。八方手を尽くす。
 そして幸いまた生き永らえ続く場合もあるし、やはり終わり消えていく場合も又多くある。それは神の御心のままなのかもしれない。

 新しい週となった。もうすぐ今月も終わってしまう。疲れが癒えたとは思えないが、幸い体調は悪くない。明日ものみ亭に運ぶものもあり、その後、中川五郎氏のバースデーライブに東中野じみへんに行かねばならない。この夏の予定、さらには秋の予定迄すでにいくつか決まっている。
 しかし、先の日程が出ていて、それに向かって予定も組めるのは実に良いことだとつくづく思う。去年の今頃は、瀕死の母を抱えて、この先いったいどうなるのか、何一つ見えず、あるのは大きな不安の固まりだけであった。
 今その頃を思うと、とりあえず父はまだ元気でいてくれるし、先の予定も次々決まっていくのだから実に楽で有難いと思える。いろいろ気にかかる案ずることもあるけれど、母の死を目前に控えた不安とは質も大きさもまったく違う。

 嗤われるだろうし、亡くなった方には申し訳ないが、ともかくまだ我は生きている。それだけでもう何もかも十分だし満足している。良しとしえる。私的には何一つ片付きも収拾もできてはいないのだけれど。まだ生きていれば良いじゃないか。まだこの先もあろう。

 季節はまだ7月後半。うんざりするほど長い今年の夏。せめてこの夏が終わったとき、どれだけ我の手元に何か残るだろうか。
 私の夏は明日も続く。まずはこの夏を老いた父と共に無事乗り切れるかだけだ。