さあ、ここから戻していく2017年09月10日 21時51分25秒

★一つひとつ少しでも

 猫のことも父のこともそれはそれとして、そのことで人生を停めるわけにもいかないし、停滞の理由にはできやしない。
 つらいことや落ち込むこと、打ちのめされるようなことはこれからだっていくらでも起きるだろうし、備えることも避けることもできやしない。
 ただ日照りの夏が来た農民のようにおろおろうろたえるだけだ。

 いろいろご心配おかけしたかもしれないが、今は、ようやく気持ちも戻って来て、さあ、これから少しでも少しづつでも戻していこうという決意でいる。
 巻き返しを図ると言いたいが、とても「巻き返し」なんてもはやできるはずもなく、せめてちょっと前までの状態、母がまだ元気で生きていて、この家全体が機能し、動いていたような状況に近付けたらと願う。
 それは父がまだもう少しまともで、自ら動けていた状態の頃でもある。

 今のまま、このどうしようもない停滞、衰退、ネグレクト状況が続けば、父は寝たきりとなりデイサービスにも行けなくなるだろうし、この家のゴミ屋敷度はさらに高まりさらに足の踏み場もなくなり誰も来ることも呼ぶこともできなくなろう。
 最後は父と共に我も死に、その際はこの家に火をつけるか、そうしなくても死後数週間たった親子が発見され、新聞やテレビで騒がれるだけだろう。
 
 そうならないためにも少しでも戻していく。少しでもきちんとしていく。生活を人生を立て直していく。
 ハメツや最期が迫ってきているのに、それをみすみす安閑と待ち受けるバカはいない。無駄なあがきかもしれないが、ともかく少しでも戻していきたい。それしか救いはない。

 そう大変じゃない人生なんてどこにもない。まして、我は自業自得、長い間遊びほうけたそのツケを払いつつ、まず父を看取り、その後も生きて行かねばならない。
 そのためにもまず一日一日、一つひとつ、少しでも元に、良かった頃今よりはるかにマシだった頃に戻すため努力していかねばらない。

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