温かい大晦日の朝に思ったこと2019年12月31日 17時43分40秒

★「何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風なし。」

 とは、啄木の数ある短歌の一つだが、まだ年は明けていないが、今日大晦日、12月31日の朝、ふと彼のこの歌が頭に浮かんだ。
 今年は、東北や日本海側はどうか知らないが、太平洋側、特に関東は暖かい冬で、例年ならばとっくに霜枯れしてしまうプランターの植物などが未だ枯れずに青々している。
 つまりそれは氷点下になる日がまだないということで、今は犬も室内飼いにしてしまったが、例年ならば冬になると外にある犬の水桶は朝になると凍りついているはずなのに、今年はまだそんな日は一日もない。
 そんなで室内に取り込まねばとっくに寒さでダメになってしまう観葉植物の鉢植えも今も外に出しっぱなしである。

 暖かい冬は良いことだとか口にすると、環境問題で怒り続けているグレタ嬢に聴かれたら目くじら立てて怒られるかとも思うが、歳とってくると寒さは痩せた身にしみじみ堪えて夜が辛くて暖冬でもやはり春が来るのが待ち遠しい。
 でも今朝は、起きたらば季節外れのポカポカ陽気で風もなく、明け方の父のオムツ交換もさぼって、、有難いことに7時半頃までたっぷり長く眠れたせいか、まさにいつもと違う心持ちで朝を迎えられた。むろんいろいろな雑事が一段落したこともある。
 そして思ったのは、啄木が詠ったように、来年は何か良いことがあるような気すらした。

 今はまた夕方になってから北風が吹き荒れて外はものすごく寒くなってきた。
 今晩は、毎年のことだが、かけこみ亭に出向いて、ぼけさんの「年越しそば」を食べたりそのふるまいのお手伝いに行く予定。

 何はともあれ今年も生きながらえた。ただただ有難いことだ。愚かでどうしょうもないこんな人間をも神は生かしてくれたのだから。
 
 来年は果たして少しでも良いことがあるだろうか。我が人生は少しはマシになれるか。
 
 皆さま良いお年を!! ご多幸を!!

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