ニューノーマルという「分断」の時代をどう生きていくか・前2020年07月18日 23時37分04秒

★今、何が起きているのか、この先いったいどうなるのか

 誰もが先がまったく見えない時代だとつくづく思う。
 物心ついてからも思えばかれこれ半世紀以上生きてきて、毎年夏を迎えてきたわけだが、今年の夏こそ不穏かつ不安な夏は記憶にない。夏なのにまったくすべてが夏らしくない。

 収束するどころか感染拡大がまったく衰えないコロナ禍に加えて、この夏は長雨の豪雨災害に全国的に見舞われて、ここ東京でも先月末から今日まで何と19日間も雨の降った日が続いている。明日もまた雨との予報だ。
 おまけに7月も半ば過ぎとなるのに気温が低く、ウチのほう、内陸の西多摩地域では、朝夕は20度に至らない。夏なのに肌寒いというかうすら寒い日が続いている。
 冷夏というほどではないとしてもこれでは全国的に日照不足と低温で、農作物にも被害がでるのではないか。こんなに長く続く梅雨も不穏である。梅雨明けはまだ先だと予報士は言っていた。

 春先から猛威を振るい出したコロナウィルスも夏が来てそろそろ収束の兆しが見えても良いと思うのに、緊急事態宣言や東京アラートの解除後の今またさらに感染者数は連日増え続けている。
 特にここ東京では、一昨日が286人という記録的数字が出たと思ったら、昨日はそれをさらに上回る293人、そして今日は290人と連続して300人に迫る勢いで伸びている。いったいどうしたことか。
 全国的にも今日一日の感染者数は、「宣言」解除後の最多となる664人となり、東京の感染者数も間もなくトータルで1万人に近づいてきている。
 これが第二波の襲来だか、第一波の再燃だかはともかく、先にも書いたが、観光促進の「Go To トラベル」キャンペーンから東京だけ外したとしても全国的にさらに感染者数は今後も増え続けることは予想に難くない。
 ということは、再び「宣言」が出るかはともかく、ノンキな我ですら今こそ「大変な事態」だと思わざる得ない。春先の頃より感染のリスクは増えているのだから、「夜の街」に限らず、やはりよりいっそう「三密」環境には注意しないとならぬと今さらだが思い知った。

 小池都知事の常套句、PCR検査数が増えているから患者数も増えて来る、というのは詭弁以外なにものでもなく、要するに間違いなく街中で感染拡大は全世代的に進んでいる証であって、若者は重体化しないから感染しても軽症で済むなどとすまし顔で言ってたからこんな事態になったのだと断じたい。
 警戒感、緊張感をもって推移を見守りたいなどと都知事も大臣も首相も繰り返すばかりで、真逆のこと、経済活動再開優先でこの現実に対し対策は何もせず放擲してきた。我はまた新たな「自粛」の強制はまっぴらごめんという気持ちだが、では、いったいどうすべきか、国民はマスクの常態化とソーシャルティスタンスなど「新しい生活様式」以外に何ができるか、すべきなのか。自問しても思いつかない。

 ただはっきりしていることは、感染拡大はおいそれと収束しないだろうということだ。新規感染者数はこれからも増減しつつも増え続けていく。ということはこの不快かつ不自由な新しい日常、ニューノーマルなる生活様式は今後も常態化し、その中で嫌でも生きていくしかないということだ。
 ライブイベントやコンサートのような集いも開催するとしたらよほどの感染防止対策と細心の注意で臨まないと大変な事態になると先日の新宿の劇場発のクラスターは警鐘を鳴らした。
 我が願い求める、かつてのような人と人とが密に集まり繋がり関係を深める場はもう開催できないのかとも考えてしまうが、だからこそ、「その中」で今、これから何ができるか何回かに分けて考えてみたいと思う。

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