無頼庵映画塾二回目、おかげ様で予想外の盛況裏に。2013年03月31日 23時13分34秒

三留まゆみ特製のカレーもふるまわれた。
★これは人徳か映画への愛か。

 今31日の零時近く。無事今日の拙宅無頼庵での企画、「三留まゆみの映画塾」を終えてこれを記している。

 先ほど、最後まで残られたお客様を駅まで見送って10時半過ぎ、ようやく今日、第二回目の「映画塾」は終わった。当初、彼女からのメールでは今回は参加者3名だけとのことで、暗澹たる思いで、もうこれから先は中止も考えもしていたのだが、意外や、今日になったら10名を超す盛況の入りとなり嬉しい戸惑いのままでイベントは終えられた。
 正直、懇親会に出す料理もそれだけの分は想定していなかったので、困惑もしたが、何はともあれお客が増えたのは大いに喜ぶべきことで、これは彼女の人徳なのか、それとも映画というジャンルの持つ力、映画に対する各自の愛なのか深く思うところあった。

 文化というか様々なカルチャーのうち、自分が関わっているのは、残念ながら「古本」ではなく、今は「音楽」、それも日本のフォークソングということになるかと思うが、じっさい音楽関係の人たちは実にユルイというかちゃらんぽらんである。
 基本的に口約束でモノゴトは動いていくし、約束が果たせずともそれを咎めたりはまずしない。あくまでもノリというか、ユルユルの人間関係でうまく動いていく。契約書よりもその場そのときの気分で関係は成り立っている。

 だから約束が果たせずともそれを騒ぎ立てるのは別業界の人であって、某京都在住の著名な詩人曰く、「ミュージシャンは全くあてにならん、その場そのとき東京風吹かしよる」と、お怒り、お小言を頂くのである。※「東京風をふかす」とはその場その時、口約束だけはしたもののちっとも実現しない約束をすることを指す。

 情けない話、自分もまたそうした仲間たちとの付き合いが長かったせいか、それとも根源がルーズだからか、まあ、約束は約束だとしても、果たせず、あるいは守らなくてもそれはそれで良し、仕方ないと自他共にあいまいにしてきていた。

 だからゆえに、こうしたイベントに際しても、来る人は来るし、約束が守られなくてもそれはそれで仕方ない、あるいは約束は守られなくても当たり前、可であると考えていたのだ。

 ところがである。映画関連業界の方々は、きちんと基本的に約束は常に守り、前回の参加者はよほどの特別な所用ある方以外、きちんと今回も参加され、ちょっと驚かされた。自分が考える「音楽」の世界より、「映画」のほうが人間の質として上ではないか。

 と、いうわけで、参加申し込みの連絡は当初3名だけで、こりゃ次からは何とかしないといかんな~と頭を痛めていたのだが、今日当日、しかも開始となったら次々来客があって、懇親会のみの参加者も含めて前回よりもはるかに盛況となった。本当に驚き感心もした。これは三留ご自身の人徳なのか? 音楽、フォークの世界ではありえない。来ると言って予想しても常に実際は下回るのが常なのだから。つまり映画関連世界の人たちのほうが約束どおりマジメなのである。嬉しい誤算と言うべきであったか、ならばもっと予想を上方に修正しておくべきであった。

 ともあれ、お客様を受け入れる側の失態はともかく今回も盛況、しかも当初想定していたより大盛況に無事終わって本当に良かった。しかも今回は若い女性客も多々来て頂いた。今晩は久しぶりに枕を高くして眠れる。本当に有り難いとつくづく今思っている。

 無頼庵映画塾の次回は4月21日。次回こそこちら受け入れ側の体勢を整えしっかり失態ないよう心してお客様を迎え入れたい。
 自分のできることなんてたかが知れている。無名、非力の自分では一人では誰も相手にしてもらえない。何をやろうといくらこうしてブログで告知しようが誰も来てくれやしない。
 でも三留さんの人徳か知名度か、こうして少しづつ人が動き集まってきた。また次回はより盛況となるべく、受け入れ側として全力で取り組むつもりでいる。

 そもそも何にでも愛のない、薄情な自分の出来ることはそのぐらいなのである。次回の無頼庵映画塾、万全の準備で臨むためにもぜひ早めにご来場者、ご予約お願いします。

 それと・・・マス坊の「フォークソング講座」の方ももう少しは参加者増えるよう、ご協力お願いします。

コメント

_ 無頼庵映画・塾生 ― 2013/04/02 13時33分26秒

第2回映画塾に参加させていただきました。
突然参加したと言うのに、なかな面白く長居してしましました。
今回は「お蔵だし」と言うテーマで、自分では絶対!に見ることはないであろう映画を見ました。
まゆみさんの解説と時々入れるツッコミ、映画好きな参加者の方々の熱い想いがあったから最後まで楽しく見ることが出来ました。
歳と共に涙腺がユルンデしまってチョットした事で即、落涙傾向にあり気恥ずかしいので、「映画は一人で見るものダ」と思っていたけれど、今回参加させてもらって気持ちが変わりました。ありがとう!
映画会ってイイですネ。子供の時、夏の夜に野外で見た幻灯機上映会を思い出しました。やはり、映画は総合芸術ですネ。
丹波哲郎の熱演が忘れられない映画でした。
参加者の数名が映画に出演したことがある方達で、そんなに簡単に映画って出演できるの~?と驚きもしました。
また、次回も楽しみにしてい*ます

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