12月に入った。今のこと、これからのこと、来年のこと~①。2020年12月01日 22時04分05秒

★残りの人生、全てきちんとすっきり、はっきりしていこう。

 コロナに翻弄され、未だ感染拡大が止まらない今年2020年も残すはあと一か月となった。
 平成が終わり令和が始まり実質一年目に、こんな事態が起ころうとは、まさにこの元号の不吉さと先行きの不安を早くも感じるが、それはさておき今日から12月である。

 この状況下で東京オリンピックが来夏開催できると思い込み待ち望む人のお気楽さと楽観的思考は呆れかえる程に高く評価できるが、確かに世の中、先行きをどう捉えるか、ある意味気分次第なのである。
 瓶に残ったワインが半分になったときに、もう半分しかない、と嘆き悲しむか、まだ半分もある、と喜ぶか、その違いでしかない。
 我は基本、ダメ人間で不安神経症だから、常にネガティヴに考えてきたしその性向は変わらないが、さすがに歳とってくると鈍感力も高まり、このところは、まあどっちでもいいや、と思うようになってきた。
 嘆いても喜んでも状況は変わりはしないし、いずれにせよワインはいつかなくなる、つまりモノゴトには必ず終わりが来るし、そして人は死ぬのである。
 ならば、あれこれ嘆くより、希望的に見た方が精神衛生上は良いのかもしれない。が、今さら開催に向けて新たな予算組んだり、「妄動」はすべてきではないと批判的視点は持たねばならないと思う。ま、それももうどうでもいい。オリンピックなどそもそも関心が全くない我なのだから。

 さておき、そんな大過に見舞われ、今も出口の見えない2020年も間もなく終わる。コロナに関係なくとも個人的に様々な感慨がわく。そこに多少の喜びもある。
 それは、たぶん何とか父も含めて、我は大過なく今年をともかくも無事に乗り切れる(だろう)ということからだ。
 まず、少し早いが今年を振り返る。

 今から思うと何をとち狂ったか、今年は一年間、毎月開催しようと考えて始めた、谷保かけこみ亭での月例定期コンサート「月刊・共謀コンサート」である。
 後ほど全部終えたらばきちんと総括的に振り返りたいが、何とかあと一回を残すだけとなった。※12/26日、クリスマスの翌日の土曜日だ。

 コロナウイルスの感染拡大と、緊急事態宣言などで、結局5月と6月は中止となってしまったが、今月の12月の回も開催終えれば、全10回ともかくやれたということになる。

 実際のところ、毎月毎月必ず開催していくということは思ったよりかなり大変かつ面倒なことで、始めて気づいたのは、出演者の手配、交渉から連絡、宣伝告知なども含めて、毎回終えてもまたあっという間に月末になり次の「本番」が来てしまう。
 そんなで一息つく暇もなく、ともかく忙しく慌ただしくなった。しだいに疲れてきて中途でコロナ感染拡大余波で、5月と6月の2回、二か月お休みできて正直ほっとしたことを今ここに告白する。

 ただ、再開後も基本的に状況は回復せず無観客だったり、観客も数入れられず、企画・運営する身としては本当にまた辛かった。コンサートがコンサートとして成り立たないのである。
 観客も来なければ、出る側だって感染怖れ神経質になって出てくれない。何とか出てくれる人がいたとしてもお客がいないのだから投げ銭としても収益は全く出ない。結果、せめてお車代は我が自腹切らねばならない。
 かけこみ亭のご厚意で生配信することで開催の活路は見いだせたが、やはりそこに実際の観客がいるのと配信とではやっていてもまったく気持ちが違う。
 このコロナ禍で、我はライブとは何なのか、そこに観客がいることの重要性をはっきり深く認識した。
 そこに演者ではない人が1人でもいてくれれば、ライブは成り立つ。そうでないとそれは仲間内の練習、音合わせのようなものなのである。
 一人でも聴き手、お客がいてくれれば、その人に対してステージは成り立つ。そう、たった一人でも有難いことだと思い知った。

 しかし、お客を入れられるようになったとしてもコロナ禍続く現在、来られるのはやはり数人だけでしかなく、たいがいは出演者のほうが客数よりも多い現実にどう金を、つまりせめて「お車代」としてもどう工面するか頭を痛めていた。

 そしたらば実に有難いことに、旧知のフォークソングファンの方から、コロナ禍の窮状に対して店と我にもカンパ、手厚い支援金が届いた。まさに感謝感激と言うしかない。
 そのおかけで我は金のことには頭悩まされずにコンサートに向き合えるようになった。実に有難いことだ。そしてついにとにもかくにもあと一回となった。
 ※後ほど、前回終えられたらば、総合的、俯瞰的に、じっくり振り返って記録として思うところを書き記したい。

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