まだできること、すべきことがある。2013年11月04日 09時01分15秒

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 秋の今ごろは晴れて爽やかな気候が続くはずだが、今年は何か天気が悪い日が多くスッキリ晴れない。今日も曇り空。夜半に小雨が降っていた。うすら寒い。今の気持ちも似たようなものだ。

 イベントから一夜明け、よく寝たので体の疲れはとれたし一つモノゴトを成し終えほっとしたが、さて、またこれからが・・・、という気分で今いる。年内残すは二か月弱。無頼庵のほうはともかく、私事多事多難である。
 老親や老犬、冬を前にして家のこともある。来年4月の消費税が上がる前に買いなおさねばならないものもある。そうした金の算段、倉庫の撤収作業と山梨への移動作業、向こうの片づけ、これからの先行きを思うと、山歩きで遠くの嶺を見上げて、まだあんなに歩くのかというような気分になる。が、まだやるべきことがあり、それができること、たとえ完遂できなかったとしてもそれがやれる、関われることは有り難いことではないか。始めてしまったこと、この愚かな失敗人生も最後までやり遂げないとならないのである。

 先だって拙ブログで書いた、山本太郎の天皇手紙手渡し事件についても書き足すべきかと考えている。
 彼が軽率な行為を考えなしにしたという見解は変わらない。が、今、自民党やネトウヨたちが騒ぎ立ててる状況についてやはり異議は唱えたい。天皇に手紙を手渡したというだけで存在しない「不敬罪」を持ち出す心理が理解できないし心底怖ろしく思える。天皇の政治利用を口にするならば、まさにこうしてこの一件で山本太郎を議員辞職に追いやろうとする輩こそが天皇を政治利用しているのである。彼らにはその自覚がない。天皇は残念ながらそれほど「シンセイニシテオカスベカラズ」ではない。

 むろん、自分も同様の者だと思うが「問題児」は常に監視されているわけなのだから、やつらに付け込まれることのないよう行動や発言はいつどこでも細心の注意ですべきであった。迂闊さは今に始まったことではないがこのままでは効果のない「自爆テロ」で彼は消えてしまう。せっかく国会議員となった山本太郎、その責務があるし果たすべき役割がある。こんな事件で足を引っ張る、引きずり下ろそうとするやつらに負けてはならないとエールを送っておく。今の世の中は常にスケープゴートを求めている。

 招かれた園遊会の場で、天皇に手紙を手渡した、たかがそのぐらいのことでマスコミが大騒ぎしネット上でも喧々諤々の騒ぎが起こる。世間がそらちに目を向けている間に今国会では現在もっととてつもなく重要な法案が次々とろくに審議もなく成立されようとしている。
 心ある人たちはそれを嘆き怯えもはや諦観すらしている。しかし、いつだってどのような状況だってまだできること、すべきことがあるはずだ。

 遅すぎることはない。自分も含め人はその生活の渦の中でもその取り巻く社会、政治状況に異議を唱えられると信ずる。刑務所の中だって待遇改善は訴えられる。それが実際かなうかは問題ではない。問題があれば異議ありという声を上げていく。何であろうと、それで良し、仕方ない、もうどうでもいいということはない。それこそせっかくの人生を放棄することに他ならない。無関心と見て見ぬふりはゆるやかな自殺行為である。

 まだできること、すべきことがある。きっとある。今それを自分にも言い聞かせている。がんばろう。

コメント

_ アーネスト・ボーグナイン ― 2013/11/04 11時13分13秒

山本太郎は山本太郎である。面白い役者だ。
国会議員になっても、国政は動かない。

談志師匠が『落語家が馬鹿ばかりで嫌になって、議員になったけれど、政治家はもっと馬鹿だった』とか言ってましたっけ。
魑魅魍魎にとりつかれても、山本太郎が山本太郎のままでいるのならよい。
今の政治のシステムが山本太郎にそぐわない。
脅されたりしないといいが。

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