大震災から四か月が過ぎて2011年07月11日 22時10分42秒

★季節だけは足早に過ぎゆくが・・・

 東京多摩地方も連日焼けつくような暑さが続く。
 この数日出かけることが続き、テレビさえ観なかったので知らなかったのだが、一昨日土曜日に関東も梅雨明けしたそうで、いよいよ今年も夏本番である。今の感じでは今夏もかなりの猛暑となるようだ。

 この暑さに被災地では仮設住宅さえ入れず体育館のような仮施設に今も入っている方々の労苦はいかほどかと案ずる。この国にはしっかりした政府も行政組織もあるのにどうして権力の大英断としてどこかホテルや民宿を借り上げるとかしてともかくまず彼らを救う手だてはできないのか憤る。避難所での仮暮らしも四か月はもはや限界であろう。

 しかもイカサマ、まやかしの極致として、全国多くの方々からの義援金が未だちっとも被災された人たちに行きわたっていない現実、本当に怒りさえ覚える。窓口にあたる地元の行政も被災し人手が足りないとか確認や手続きに時間がかかるということを差し引いても、ならば国の責任で率先して別な窓口を拵えていち早く困窮にあえいでいる人たちに一日でも早く届くように迅速な対策をとるべきではないのか。それが今できる復興策であろう。
 がれきの処理もほとんど進んでいない地区も多々ある。季節の進みに対しあまりに行政はすべて遅すぎる。このままだとせっかく津波や地震で助かった人命が、政治の現実に絶望して自ら命を絶ちかねない。

 では自ら、自分が何ができるかと自問すれば、果たしていつ被災者に届くか定かではない義援金なる「善意」に自らの心を満たすことではなくじっさいのアクションをともかく起こしたい。それは被災地に行くことに他ならないはずだし、何か体を動かして被災された方々のお役にたちたいと切望している。

 が、情けないことに自分をとりまく諸状況がそれをゆるさず、自分の体調はともかく、病後の老親を抱えた一人息子の立場ではたとえ福島まででも家を空けることはなかなか難しい。あれからずっと検討し、向こうではボランティア要員は今も求められているはずだしたとえ一日だけでも何か関われればと考えているのだが、その日程が立たない。
 このところほぼ二日に一日は通院やら親たちの用事で出かけていてその日はほぼ日中丸一日時間をとられてしまう。忸怩たる思いでいるがそれも仕方ないのか。何かできることはないものかと考え続けている。


 しかし被災された方々には申し訳ないが、このところ基本的に家にこもっていたおかげで、ようやくだがほんの少しだが、個人的生活「復興」の兆し、人生再建の道筋が見えてきた。

コメント

_ ハチブタ ― 2011/07/12 19時58分48秒

大根根プロジェクトという組織があるそうで、そのお話を尼崎某所でビデオ撮りしました。夜行バスで現地に行かれた方のお話です。

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