久々の待望の雨が降る晩に。 ― 2012年01月19日 23時36分30秒
★雨の匂いを久しぶりに嗅いだ。
太平洋側はたぶんどこも同じだったと思うが、関東ではもう何十日も雨が一滴も降らずにどこもかしこもカラカラに乾ききっていた。記憶にある限りこんなに雨が降らないのが続いたことはない。
ようやく今日は夜になってから小雨が降り出し、今も静かな音を立ててしとしとと降り続いている。予報では平野部でも雪となるかもと言っていたが、気温はさほど低くないからたぶん多摩地方でも雪が積ることはないだろう。奥多摩や高尾の山では雪になるだろうが。
寒くても今日は表に出たり窓を開けて、湿った空気を思う存分吸い込んだ。雨の匂いは水の匂いであり、人間も昔魚だったとき、つまり母の胎内にいたとき、水中で暮らしていたのだから懐かしい匂いだ。大袈裟でなくようやく救われた気がしている。
こんなふうにしか生きられないしこんなふうにしかやっていくしかないのもわかっているのだが、どうしてもそう簡単に割り切れない。別な人生があるはずもないし今さらやり直すこともできやしないのに迷いばかりわいてくる。永遠に続く変わり映えしない日常に気持ちは倦み疲れ乾いてくる。それは自分に妻や子がいないからなのか。老親しかいない家庭だからか。いや人は皆同じなのか。
乾いた心はささくれ立ち、つい些細なことにも声を荒げたりどうでもいいことに過敏に反応してしまう。
今日は所用で都心にいて、用事を終えて建物の外に出たら昼頃は晴れていた空はどんより曇っていた。吹く風には水の匂いがして心がときめいた。ついに待ち望んだ雨が降るぞとわくわくしてきた。
季節はようやく冬から春へ、こうして一雨ごとに春に近づいていく。乾き果て萎えていた気持ちも雨の恵で潤ってきた。がんばりたい。恩恵という言葉が頭をよぎる。そう、神、自然、大地の恩恵に報い感謝していかねばならない。季節は少しだけ進んだ。自分も歩を進めていかねば。
太平洋側はたぶんどこも同じだったと思うが、関東ではもう何十日も雨が一滴も降らずにどこもかしこもカラカラに乾ききっていた。記憶にある限りこんなに雨が降らないのが続いたことはない。
ようやく今日は夜になってから小雨が降り出し、今も静かな音を立ててしとしとと降り続いている。予報では平野部でも雪となるかもと言っていたが、気温はさほど低くないからたぶん多摩地方でも雪が積ることはないだろう。奥多摩や高尾の山では雪になるだろうが。
寒くても今日は表に出たり窓を開けて、湿った空気を思う存分吸い込んだ。雨の匂いは水の匂いであり、人間も昔魚だったとき、つまり母の胎内にいたとき、水中で暮らしていたのだから懐かしい匂いだ。大袈裟でなくようやく救われた気がしている。
こんなふうにしか生きられないしこんなふうにしかやっていくしかないのもわかっているのだが、どうしてもそう簡単に割り切れない。別な人生があるはずもないし今さらやり直すこともできやしないのに迷いばかりわいてくる。永遠に続く変わり映えしない日常に気持ちは倦み疲れ乾いてくる。それは自分に妻や子がいないからなのか。老親しかいない家庭だからか。いや人は皆同じなのか。
乾いた心はささくれ立ち、つい些細なことにも声を荒げたりどうでもいいことに過敏に反応してしまう。
今日は所用で都心にいて、用事を終えて建物の外に出たら昼頃は晴れていた空はどんより曇っていた。吹く風には水の匂いがして心がときめいた。ついに待ち望んだ雨が降るぞとわくわくしてきた。
季節はようやく冬から春へ、こうして一雨ごとに春に近づいていく。乾き果て萎えていた気持ちも雨の恵で潤ってきた。がんばりたい。恩恵という言葉が頭をよぎる。そう、神、自然、大地の恩恵に報い感謝していかねばならない。季節は少しだけ進んだ。自分も歩を進めていかねば。
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