大型連休初日は新潟へ行くことに。2012年04月22日 22時47分37秒

★縁とはまっこと不思議なもの。

 間もなくゴールデンウィークが始まる。勤め人もそうでない人もまあその期間は客商売以外の方は大方休みとなるので、それぞれ連休をどう過ごすかお考えであろう。
 増坊は例年は必ず大阪で催される恒例のフォークライブイベント「春一番」に通っていたのだが、今年からは行くことはなくなったので久しぶりに続く休みをどう過ごすか考えている。といっても基本的に家にいつもいる仕事がら世間様のお休みに合わせてどこか行くとかは考えていない。が、今月末の土日祝は、また新潟へKさんの車で出かける予定だ。今や大人気の女性アコーティオン弾き、熊坂路得子さん、ルッちゃんの新潟ツアーに便乗しての二泊三日の昨年に引き続き二度目の新潟旅行である。

 そもそもいったいどうして今回も行くのかまず説明しなければならないのだが、自分でもその発端がよくわからない。最近親しくしてもらっている新潟出身のシンガー藤しんいちろう氏とはどこでいつから知り合ったのだろうか。たぶん、のみ亭で誰かのライブのときに同席し親しく話すようになったのかと思う。あの頃は自分もかなり酒を呑んでいたので記憶がすべて曖昧だ。
 その藤氏が地元新潟でライブコンサートを行う話が出ていて、熊坂ルッちゃんにサポートを頼むという話であった。で、岡大介のライブなどでは顔なじみの濃いフォークファン・Kさんが彼の車を東京から移動のために出すという話が決まって空席もあったのでちゃっかり増坊も乗って新潟へ行ったのだった。考えてみるとオレは全く関係ない。

 コンサートは地元のお客様がかなり入って盛況のうちに終わり、新潟のフォークシンガーたちとも知り合う機会となり行けてとても良かったのだが、ルッちゃんの人気はものすごく、その場で次回のライブの話が進んで来年の4月、つまり今回のツアーが決定してしまった。そしてさらにそこに個人的収穫なのは、新潟フォーク村(そんな組織、名称はないのだそうだがとりあえずその団体を指して)を統合している方と親しく話せたことだ。彼は昔学生時代は京都の大学にいたので、詩人有馬敲氏をご存知で、有馬氏の詩朗読コンサートを彼を招き新潟でもやれたらばと話が進んだ。そして今年の正月明け、その有馬さんが東京に出版社の新年会で上京された折、まず藤さんを紹介して新潟とのパイプを繋いだ。そして今年の7月頭に、ついに新潟で初の「詩朗読とフォークソングのコンサート」が開催されることになったのだ。

 なので、今回はルッちゃんの鞄持ちならぬアコーディオン持ちだけではなく、7月の有馬さんのライブイベントの話の打ち合わせもある。それを兼ねての熊坂るつこ新潟観覧ツアーなのである。むろん、そのライブには藤さんも地元のミュージシャンも多く出られる。久々の遠出の旅行であり、今から楽しみでわくわくしている。気にかかるのは今体調の良くない老人老犬を残して家を空けられるかということだが、それが正しいこと、良いことであるならばきっと行くことはかなうと信じている。

 それにしても・・・何でこんな話になっていったのか、見えないものの計らいなのか、あのとき偶然その打ち合わせの席にいなければ新潟との縁も何も生まれなかった。まっこと不思議な縁だと思わずにいられない。自分の場合、いつも基本的に何も考えず無計画に生きているのだが、モノゴトはこうして自らの意思とはほとんど関係なく進んでいくのである。そしてそれはたいがいうまくいく。