若き友人の意欲的企画のお知らせ・4/14日@両国フォークロアセンター2012年04月08日 11時06分15秒

★4月14日17時 両国フォークロアセンター

 増坊が企画するライブをいつも手伝ってもらったりと懇意にしてもらっているもっとも若き友が、近く14日の土曜日夕方5時開始で、拙ブログ毎度おなじみ両国フォークロアセンターで実験的?ライブイベントを企画している。

 どのような催しとなるのかまったく見当もつかないが、才能ある真面目な彼のことだからきっとユニークかつ意義ある集いとなると思う。自分もこうして主宰の国崎さんに紹介した人がまた新たにセンターで自らの企画を催すことを嬉しく光栄に思う。当日は不測の事態が起きない限り顔だす予定でいる。とても楽しみである。ぜひ一人でも多くの来場者を期待したい。

※以下、彼のブログからの転載↓


そこに何か目的がいるだろうか?
何をするにも、何処に行くにも、「決め事」が多過ぎる。
そんな日常では、嗅覚や方向感覚がすこぶる鈍ってしまう。
それが都会の寂しさ。
空気がまとまって、固まってしまう。

イベントをやるというと決まって、「何を?」と聞かれる。
当たり前のことなのだが、あまり面白くない。
説明もなしに、ふらっと来てくれるその感覚が欲しい。
徒を楽しむ心。

余白があってこそ生まれるものがあると、僕は思う。
偶然というものを遊ばせてみたい。
そのために、出来るだけ筋は決めないでおきたい。
それに付き合って貰えれば最高だ。
散歩のついでにカフェにでも入るようにね。

もちろんいくつかの歌も用意はしている。
しかし、大切なのはそこではない。
僕がやりたいのは、この時間を通して、一つの詩を紡ぐことだ。


この即興的な日々を
2012.4.3 吉見 心裕

これまでのこと、これからのこと、雑感と報告2012年04月08日 12時10分55秒

これが新顔の黒猫君である。吾輩はもう子猫ではない。
★さすがに疲れでもの憂い日曜である。

 今日は風もなく穏やかなポカポカ陽気。絶好のお花見日和である。桜の木の下で車座になってバカ騒ぎをしたくなくもないが、今の気分はそこまで弛緩してのんびりはとてもできやないし、楽しい愉快なことは昨日の30周年記念パーティだけでもう十分だ。
 
 思えば先年まで狭い庭ではあるが、我が家にも桜の老木があり、毎年春には咲き誇るというほどではないにせよ私的に家で花見ができるほどの花を咲かせていた。が、その木はかなり虫に喰われて、樹勢が弱り幹にも空洞がてきていたので、台風が来たら倒れる、大変だと騒ぐご近所の皆さんの底力で切られてしまったのである。

 先日無頼庵に来られた方々はお気づきになられただろうが、その他、イチョウの高木もウチの庭には聳えている。これも先日のような強風のときは、倒れるのではないかと騒ぐ人たちがご近所には多くいらして毎年秋の落葉も含めてその処置に頭を痛めている。今の人は庭とは、樹木植栽を植える場所ではなく、カーポートだとしか考えていないのであろう。温暖化防止に緑化運動が叫ばれてもまず個人の庭から木々が次々と切られていくのが世相、今の時代ということか。自然というものは市街地、住宅地においては不要無縁のものなのである。

 この数日、老犬の具合が悪く、歳も歳なのでもうこのままダメかもしれないと不安に胸を痛めていた。昨日も西荻でのパーティの間も時どきもしかしたらと胸騒ぎがしてもう一つ心からイベントを楽しめず、心あらずという言葉通りであった。まあ、家にいたとしても特に何かできることはもうないのだから彼女の持っている生命力と天命に任せるしかない。
 一昨日、金曜日の午前にかかりつけの動物病院に行き、診察してもらったのだが、かなりの高齢犬なので、何であれもはや手術もできやしない。熱もやや高かったので抗生物質の注射とビタミン剤の栄養注射を打ってもらい、一日二回飲ませる薬を出してもらった。

 それが効をそうしたか、眠ってばかりなのは相変わらずであるが、お腹も落ち着いて食欲も戻り散歩もよたよたながら近場を周ることはできるようになった。回復の兆しは見えてきたと行ってよいと思えるが、若いときのような元気が戻るはずはない。ついうっかり食べ過ぎるとまた下痢して弱るだろうし、こうして一進一退で徐々に死に向かっていくことは間違いないことだ。動物病院の医師もこの犬種でここまで長生きなのは珍しいと感心するほどの高齢なのである。
 ならば体調の良し悪しで一喜一憂してもしょうがない。と、頭ではわかっていても老親も含めて家庭内に病人がいるときは、気分も沈みあれこれ不安に駆られ落ち着かず何も手に付かなくなってしまう。心配事に囚われてなかなか気持ちが割り切れなくなる。情けないがそれが自分という人間なのだとつくづく嘆ずる。

 このところ火曜日の大嵐の日の荻窪までの車出しや出かける日が続いてさすがに疲労困憊であった。今日日曜はまたそこに友人に頼まれて藤野まで高速道走りオーディオ機材を運ぶ用件があるかもしれなかった。先方の都合でキャンセルとなったが行かずに済んでほっとした。

 先日、近所で保護した迷子の黒い中猫。全然物怖じせず人懐こいので無頼庵オープニングイベントの日も来客方に抱かれていたかと思うが、正式にウチで飼うことにした。雄猫なのでたぶん一年ぐらいでまた家出していなくなってしまう可能性が高いが、それはそれとして、これもまた縁であり、その日まで一緒に暮らせればそれで十分だと覚悟して決めた。名前はまだない。

 明日は左手小指の診察に立川の病院へ行く。早く包帯から開放されたい。