ブックカフェ 「無頼庵」日録～あなたと本と音楽を

★やはり今日は中止して正解であった。

　今、時刻は夜の１０時前。外の雨風はまだ音立てて吹き荒れてはいるもののだいぶ静かになってきた。たぶんもう今は長野県を通過する頃かと思われる。
　いちばん激しかったのは、先ほど８時から９時半頃までで、一階東向き台所の雨戸のない薄い窓ガラスはびりびり強風にあおられて側にいると飛んできた何かで簡単に割れそうで怖くて近寄れなかった。青梅線も八高線も今は動いていないらしい。
　直撃は免れたわけだが、たぶん都内より山梨側に近いうちの方、西多摩の方が雨風は強かったはずだ。先ほど暴風雨の最中、家族全員で不安な気持ちでテレビの台風情報を見ていたら、澁谷の今の映像が出た。風はあるものの雨は降ってなく若者中心に相変わらずのすごい人出であった。

　今朝は朝から良く晴れていて、かんかん照りだったので、今日の「講座」を中止にしたのは早計だったかと考えもしたが、午前中に来客もあり、その人が昼前に帰ったあたりから空はしだいに雲ってきて、昼過ぎ一度ザーと雨がぱらついた。でもまた晴れ間がのぞいたりで、その頃はまだ和歌山の潮岬近くの海上に台風はあった。
　と、午後３時頃から雨が時々強く降り出し、６時頃からは風も強くなってきて、犬連れて雨の弱い合間を見計らって散歩に出たら最後は土砂降りの雨となり裸になって着替えた。そして犬たちも室内に取り込み、晩飯を食べながらテレビの台風情報を見続けたというわけだ。

　もし今日、フォークソング講座をやっていたら、参加者は昼過ぎに来れただろうし、講座自体は夕方には終わっただろうからそのまま即解散すればたぶん電車は遅れていても皆帰宅も何とかできただろう。ただ、終わって食事会をやれば一番雨風が強い時間帯になってしまったわけで、帰るに帰れないし電車も動いていなかった。昼間も外がそんなだと落ち着いて音楽のことなんか聴いたり話したりもできなかったかとも思う。だからやはり中止した判断は正しかったと今思う。

　今日で「二百十日」から始まる９月も終わる。九月末日、満月の大潮の日がこうして強い台風の襲来で終わったのは予期せぬ事態であったが、自然のことなのでそれもまた仕方ない。外に出ていないので庭の様子などはわからないがさほほど被害もなかったかと思える。
　気持ちも計画も仕切りなおして、明日からの１０月、今年も残り三ヶ月をしっかり有意義に過ごしたいと願う。今月も前半は暑さでほとんど何一つできなかった。「社員」も身近にいなくなってしまったし、無頼庵の活動もまた一から出直しという気持ちでいる。年内にどれだけ悔いないよう懸案のことを一つでも多くやっていけるかだ。気持ち新たにがんばりたい。皆様のところは台風大丈夫でしたか。

　
　今日の「講座」はそんわけで来週土曜日１０／６日に順延となった。ぜひぜひ一人でも多くの参加者をお待ちしています。時間は午後１時から夕方５時頃。二部構成で、ギター講座もあります。詳しいことはお気軽にお問い合わせを。参加費は、資料、飲み物代など￥５００．夜６時からは￥１０００で懇親会（食事会）をやります。呑み放題・食べ放題ですが、アルコール持ち込みもかまいません。

　ここまで書き終えて今１１時前。外はほとんど風も収まって何の音もしなくなった。秋の虫の声がしている。