異常気象の世紀をどう生きるか、何ができるのか2013年09月02日 22時50分37秒

★地球は確実に破滅に向かっている。  ランキング: 157位

 昨日は関東大震災から90年で、防災の日であった。テレビでは巨大地震に備えるべくあれこれ特番が流れていた。
 が、一夜明けて埼玉から千葉にかけて巨大竜巻が発生し幸い死者はでなかったもののあちこちで甚大な被害が起きている。大地震だけではなく、ゲリラ豪雨、記録的な雨量の集中豪雨、雷、突風、そして竜巻と自然災害は多発する一方である。

 今ではほぼ連日全国各地で異常な豪雨への注意を呼び掛ける警報が出ているし、北の海で南の魚が獲れるようになったりと地球規模での「異常気象」は枚挙にいとまない。
 日本は今夏記録的な猛暑に襲われたがそれは海面温度の上昇が大きく関係している。よって南極、北極の氷は溶け出す一方で、海面上昇と生態系の破壊は深刻な問題化している。世界各地で異常気象により豪雨、干ばつ、猛暑が起きている。

 つくづく我々は今大変な時代、いや、大変な世紀に生きていると誰もが自覚するはずだ。筆者マス坊は今50代半ばだから長く生きてもあと30年ほどでこの世から消えていく。しかし、その頃、21世紀半ばの世界はいったいどんな状況かと今と照らし合わせても暗澹たる気持ちになってしまう。こうした自然災害は収まるどころか、さらに多発すると多くの学者、科学者たちが予想している。自分もまたそう思う。

 今よりさらに気温が上昇し、台風や竜巻、豪雨が多発する世界で人類は、いや、生物は生きていけるのであろうか。そのとき食べ物や水は十分にあるのだろうか。TPPの問題をさておき、その先の「未来」に不安が大いに高まる。そう考えない人はよほど楽観主義者かバカ以外の何物でもない。

 自分は子供もいないからこの先行きさほど案じることはないが、子子孫孫を残し託すべき世代を持つ人たちは我が子たちが生きる未来に対して大きな恐怖に近い不安を抱いているかと想像する。
 そのときはそのとき、と、未来に生きている人たちが何とか対処するだろうという考え方もある。しかし、全ての結果には原因があるならば、未だってライの原因となっているのである。ならば今でさえ2013年の段階で我々今生きている地球人が何かできること、すべきこと対策はあるのではないか。

 そういう自分も今夏は冷房をがんがん入れて電気を使いまくった。電気代がどうなるか請求書が怖いぐらいだが、そうしないと人も犬も死んでいたと考える。こうした文明が、地球温暖化に繋がりまた拍車をかけていると自覚している。しかしこのジレンマから抜け出せない。
 もはや東京都下、緑が多い西多摩地区でも冷暖房機器なしでは生物は生きていけなくなっている。その現代文明が人類を、いや地球を破滅に追いやっている。

 人口が増えすぎたということもある。また、人々の生活が全体として豊かに、便利になりすぎて電気や水の使用量が増えすぎたということもある。そして時間が元に戻せないように、文明は過去に戻せないのである。

 ならばいったい我々21世紀に生きる者たちはどうしたらよいのか。このまま漠然と被害に備えて、、警報が出たら公民館とかへ避難すれば良いだけなのか。

 もはや一国、一つの政府、および先進の国家間だけでこの問題は対処できない。全人類が一つになって、国境を取っ払い環境問題の根本解決となるよう新たなライフスタイルを模索、構築していくときではないのか。
 個人の豊かさだけを追求していけばきりがない。大企業=金持ちは蓄えている分を吐き出して、持たない人たちの次元へと少しでも近づくべきではないのか。万人が平等に貧しくならなくても良い。ただもうこれ以上、先進国ではモノはいらないし経済成長も必要ではない。
 過剰なまでの生産性を低くし金や経済性だけではない価値観を人類は持つべきときが来たと考える。

 一つだけ確実と思えるのは、今何の対応もしなければ、人類は、いや生物は今世紀末には死滅してしまうだろう。いや、一部の先進国の大金持ちたちだけは快適な安全巨大ドームのような世界の中で生きていけるだろうが、そこにはもう「自然」など存在しない。そんな手垢のついたSF世界が現実になる前に、今生きている我々ができること、すべきことは何か考え続けていきたい。

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